昨今、コロナ禍での趣味の一つとしてツーリングが人気になっており、より快適なツーリングを楽しむために大型バイクの購入を検討する人が増えています。そこで今回は、国産4メーカー(KAWASAKI、HONDA、YAMAHA、SUZUKI)から大型バイクの名車をピックアップしてみました。初めてのバイクに大型を選ぶ方も、中型からの乗り換えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
- 【目次】
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
大型バイク、伝説の名車はこれだ!
KAWASAKI(カワサキ)の名車「900 super4(Z1)」
KAWASAKIが誇る伝説の名車が「900 super4」、通称「Z1」です。900 super4は、KAWASAKIが1972年に欧州・北米市場向けに販売した大型バイクで、正式名称である900 super4よりも、型式名である「Z1」の呼称のほうが広く浸透しています。
当時、KAWASAKIが掲げていた大型バイクの開発目標は、性能、スタイル、装備、あらゆる点で世界最高の「ZAPPER(ザッパー)」をつくりあげることで、高評価を得ていた他社モデルといかに差別化するかということが至上命題でした。「ZAPPER」は、「軽量で、パワフル、操縦性に優れた車」とされ、今の言葉で言えば「スーパースポーツ」に当たります。こうした目標のもとに開発されたZ1は、従来の日本車とは異なり、操縦安定性に関しても、完成度を上げるために最大限の努力が払われました。
Z1は世界に二つの衝撃を与えました。一つは、そのパフォーマンス。異例とも言える903cm3の大排気量、加えてクラス初となるDOHC並列4気筒エンジンが生み出す高性能は、世界中のライダーを魅了しました。二つ目は、そのスタイリング。「スリム、スリーク(滑らか)、セクシー」を合言葉にしたデザインは、900ccクラスの重量を感じさせず、速くて風を切るようなイメージで、Z1の高い性能を表現していました。Z1はパフォーマンス、スタイリングの両面で「究極」を体現した大型バイクの名車だと言えるでしょう。
※参考:Kawasaki Z 50th Anniversary
HONDAの名車「CB1300 SUPER FOUR」
HONDAを代表する大型バイクの名車と言えば、「CB1300 SUPER FOUR」です。HONDA伝統の直列4気筒エンジンを搭載する大排気量ネイキッドで、CBシリーズを代表するフラッグシップモデルです。
1990年前後、国内では750cc超の大型バイクが伸張していました。ここに投入する次世代モデルとして、当時HONDAでは「プロジェクト BIG-1」と呼ばれる計画が進んでおり、1992年にプロジェクト BIG-1から生まれたのがCB1000 SUPER FOURでした。その後、1998年に排気量を1,300ccに拡大してCB1300 SUPER FOURへと進化。2003年には、FI化にともなうフルモデルチェンジをおこないました。最近では2021年3月にマイナーチェンジをおこない、上質で快適な走行を実現する電子制御デバイスを採用しています。
心を昂ぶらせる直4の咆哮。全域での圧倒的なパワー&トルクフィール。強靭かつ絞り込まれたボディーと高性能サスペンションが生むハンドリング。さらには、大人が乗るにふさわしい存在感のあるスタイリングと、細部にまで及ぶ質感の高い造り込み。所有する、跨る、トルクのある走りを感じる、迫力の車格を軽快に操る。CB1300 SUPER FOURは、ふれあう全ての瞬間にドラマを求めた名車です。
YAMAHA(ヤマハ)の名車「YZF-R1」
※実際の車種とは異なります
YAMAHAの大型バイクで熱狂的なファンを獲得している名車が、「YZF-R1」です。YZF-R1は、YAMAHAが1998年に世に送り出した4ストローク998ccの大型バイクで、HONDA CBR 900RRの対抗車種として発売されました。中型車並みの車重に当時最高クラスのエンジン出力、鋭角的なデザインが話題となり、スーパースポーツブームの火付け役に。峠道などのツイスティロードをエキサイティングに攻めることができる大型バイクとして、世界中のライダーにセンセーションを起こしました。
YAMAHAには「人機官能」という独自の開発思想があります。「人機官能」とは、「人」と「機械」を高い次元で一体化させることにより、「人」の悦び・興奮をつくりだす技術であり、YZF-R1にも人機官能が色濃く反映されています。YZF-R1が追い求めたのは、運動性能の高さだけではありません。YZF-R1を走らせながらライダーが感じるのは、メカニズムと密接に意思疎通できるという喜びと楽しさ。ライディングの愉悦を、よりダイナミックに、より上質に進化させています。
2022年1月には、「YZF-R1 ABS」「YZF-R1M ABS」のカラーリングを変更し、2022年モデルとして販売。「YZF-R1M」はカーボン素材の軽量カウルなどを採用した上級モデルです。
※参考:YZF-R1M/YZF-R1 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機
SUZUKI(スズキ)の名車「YZF-R1」
※実際の車種とは異なります
SUZUKIの大型バイクとして、名車の呼び声が高いのが「GSX1300R ハヤブサ」です。「THE ULTIMATE SPORT - 究極のスポーツバイク」をコンセプトに誕生したGSX1300R ハヤブサは1999年に初代モデル、2007年に2代目モデルを発売。高い空力特性を持つ独特のデザインや優れた走行性能で、世界中のライダーから支持を集めているSUZUKIのフラッグシップモデルです。
2021年2月には、第3世代となる新型モデルが登場。エンジンを徹底的に見直し改良を加えることで、耐久性、および実用域の出力を強化し、よりリニアでコントロール性のある出力特性を実現しています。また、様々な走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)を装備。使いやすさと利便性を追求し、アルティメットスポーツバイクの圧倒的なポテンシャルを引き出し、走る醍醐味を向上させています。
デザインコンセプトは、「The Refined Beast(凶暴さを制す知性)」。流麗なエアロダイナミクスデザインは、ハヤブサの持つ溢れ出るパワーやパッションを開放しながら、その強力なパワーを手の内でコントロールするという理性を備えたスタイリングを具現化しています。
※参考:Hayabusaスペシャルサイト | 二輪車 | スズキ
まとめ
いわゆる「名車」と呼ばれるバイクは市場価値が高く、そのぶん盗難リスクも高くなります。名車に乗るなら、外部から見えず、契約者以外は出入りできない「屋内型の駐車場」を選ぶのが賢明です。
アイドゥは、東京を中心とした関東エリアで20を超える屋内型バイクパーキングを運営していますが、徹底した盗難対策を講じており、開業以来約20年間、1件も盗難が発生したことはありません。世界的にもファンが多い名車を購入予定の方や、セキュリティ性の高いバイク駐車場をお探しの方は、ぜひアイドゥのバイクパーキングをご利用ください。
>>
バイクパーキング「アイドゥ」の特徴はこちら
当ウェブサイトに掲載された情報の利用により発生した又は当該情報に基づき行われた行為により発生したいかなるトラブル・損失・損害に対しても、当社は責任を負いません。