海外のバイクと言えば、アメリカのハーレー、ドイツのBMW、イギリスのトライアンフなどを思い浮かべる方が多いでしょう。そんななか、今日本でじわじわと人気が高まっているのが、ドゥカティやアプリリア、モト・グッツィをはじめとする「イタリアンバイク」です。今回は、イタリアンバイクにフォーカスして、その魅力や主要メーカー、注目モデルなどについて解説していきます。
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イタリアンバイクの魅力とは?
イタリアと言うと、フェラーリやランボルギーニなどスーパーカーのイメージが強い国ですが、実は、世界的にも有数のバイク大国です。伝統的なバイクメーカーも多く、オートバイレースも盛んで、世界大会の「MotoGP」は大きな人気を誇っています。
ドゥカティやアプリリア、モト・グッツィをはじめとするイタリアンバイクは、おしゃれで斬新な色使いなど、特にスタイリング面が注目されがちですが、性能的にも非常にハイスペックで、日本のバイクメーカーに負けずとも劣らない高品質のバイクを数多く生み出しています。美しく、個性的で、アグレッシブなモデルが多いのがイタリアンバイクの特徴だと言えるでしょう。
イタリアンバイクの代表的なメーカーと人気モデル
ドゥカティ(Ducati)
ドゥカティは、1926年にドゥカティ兄弟によって設立されたイタリアのバイクメーカーです。設立当初は無線ラジオ向けの部品を製作していましたが、1940年代にバイクブランドへと舵を切ります。
1950年代から現在にかけてスポーツ系を中心に数多くの名車を生み出し、バイクブランドとして確固たる地位を確立。デザインと機能のバランスが良く、ダイナミックでスポーティーなバイクが多いのがドゥカティの特徴です。
ストリートファイター V4(Streetfighter V4)
ドゥカティの人気モデルの一つがストリートファイターです。第77回ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)において、ストリートファイターV4は「Most Beautiful
Bike of the Show(2019年でもっとも美しいバイク)」の栄冠に輝きました.
ストリートファイターは、パニガーレV4からフェアリングを取り除き、高くワイドなハンドルバーを装着、178kgの軽量な車体、208psを発生する1,100ccデスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、バイプレイン・ウイング、コンプリート・エレクトロニクス・パッケージを搭載。モダンなデザインと高度なテクノロジーを特徴とするネイキッドで、発売と同時に世界中で大きな成功を収めています。
※参考:ストリートファイター V4 ‐ モダンでハイテクなネイキッド・バイク | Ducati
アプリリア(aprilia)
アプリリアは、1945年に設立されたイタリアのバイクメーカーです。第二次世界大戦後、自転車生産で成長を遂げたアプリリアは、1970年代にモトクロッサーやレプリカモデルを製造・販売し、大きな成功を収めました。2004年にはピアッジオの傘下に入り、2005年にはBMWと業務提携。レーサーレプリカ、スーパースポーツを中心に、ツアラーからネイキッドまで幅広いラインナップを展開しており、スクーターのラインナップも豊富です。
RS 660
アプリリアの人気モデルの一つがRS 660です。RS
660は、「気軽にスポーティーな走りを楽しみたい」というニーズに対応するために生まれた新しいモーターサイクル。スポーツ性というコンセプトを新たな高みに引き上げ、ハンドリング性能に優れた最適なパワーウェイトレシオを特徴としており、様々なライダーが親しみやすいスポーツバイクになっています。
研ぎ澄まされたシャーシ、ライトウェイト、新設計の100HPツインエンジン、プレミアムな電子制御デバイス、そして息をのむほど美しく、スタイルとスマートさに新たな基準を打ち立てるカラーが特徴的です。
モト・グッツィ(Moto Guzzi)
モト・グッツィは、イタリア最古のバイクメーカーです。1921年に初の市販車「8HP
Normale」を世に送り出してから30年余り、数々のレーサーマシンを開発し、数多くのレースで栄冠を手にしてきました。様々なスタイルのラインナップを展開していますが、すべてのモデルに空冷縦置き90度V型2気筒エンジンとシャフトドライブを採用しているのがモト・グッツィの特徴です。
V7 Stone
モト・グッツィの人気モデルの一つがV7
Stoneです。V7シリーズは、1967年にイタリアで最初に発売されて以来、モト・グッツィのラインナップの中核となり、傑出した性能とデザインで幅広いユーザーから人気を集めています。
V7 Stoneは、紛れもないモト・グッツィのスタイルと、さらにパワーが与えられた縦置きVツインエンジンで、これまでにないライディングフィールを実現。オリジナルの個性的なスピリットはそのままに、洗練されたシャーシとエルゴノミクス、卓越したハンドリングと安定性を誇り、ライダーとパッセンジャーに十分な快適さを提供します。
MVアグスタ(MV Agusta)
MVアグスタは、第二次世界大戦前に「アグスタ」という社名で航空機メーカーとして創業しました。1945年に航空機の製造が禁止されたことにより、モーターサイクル事業に参入。1946年からロードレースに参加して以来、レース界で華々しい戦績を残し、イタリアを代表するバイクメーカーへと成長を遂げていきました。「走る宝石」とも呼ばれるMVアグスタのバイクは、メーカーのイメージカラーである鮮やかなレッドをあしらい、スポーティーでアグレッシブなデザインになっているのが特徴です。
F3 RR
MVアグスタの人気モデルの一つがF3 RRです。アグスタジャパンは2021年12月、F3 RRの2022年式モデルの販売を開始。798cc水冷並列3気筒エンジンを搭載したF3
RRの最新モデルは、多くの技術的改良が加えられたスーパースポーツモデルです。
新しいバルブガイドやタペットへのDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングなどで、タイミングシステムのチューニングが施された最新エンジンを搭載。シャーシは、スイングアームエリアに重点を置いたフレームプレートの再設計によってねじれ剛性と縦剛性を向上。ライディングの精度だけでなく、フィーリングも向上させています。
※参考:F3 RR - MY2022 |
MV アグスタジャパン(MV AGUSTA JAPAN )
ビモータ(Bimota)
ビモータは、1972年に創業されたイタリアのバイクメーカーです。独自の開発理念をもとにフレームやステアリングシステム、冷却システムなどを開発する独特の製品づくりが特徴。パワーユニットは他社製のエンジンを使うことで、車体の開発に専念する姿勢を貫いています。すべてのモデルを手組みで仕上げることにこだわり、機能とデザインが融合した美しい車体は「走るイタリアの至宝」と称されています。2019年にカワサキと資本提携しており、日本でも注目を集めているメーカーです。
KB4
ビモータの人気モデルの一つがKB4です。KB4は「乗りやすく、トルクがあり、軽量なバイク」というコンセプトをもとに誕生したモデル。広いパワーバンドで扱いやすいカワサキ製エンジンに直結されたアルミ削り出しのスイングアーム、ボディワーク素材に採用された高品質なカーボンファイバー、OZ社製の鍛造ホイールなど、徹底した軽量化が図られています。
また、600ccクラスに匹敵するショートホイールベースと最適化された前後の重量バランスが俊敏なハンドリングと卓越したトラクション性能を両立。前後に採用されたオーリンズ社製サスペンションと、ブレンボ社製ブレーキコンポーネントとともに高次元な乗り味を実現しています。
まとめ
一般的な国産バイクに比べると、イタリアンバイクなどの輸入車はどうしても盗難のリスクが高くなります。屋外型のバイク駐車場はセキュリティ面に不安があるので、屋内型の駐車場のなかから盗難対策が徹底された駐車場を選ぶのが良いでしょう。
アイドゥのバイク駐車場は、徹底した盗難対策で多くのライダーのみなさまから支持を得ています。
東京を中心とした関東エリアで20を超えるバイクパーキングを運営していますが、開業以来約20年間、1件も盗難が発生したことはありません。
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