ヘッドライトは「バイクの顔」とも言えるパーツです。
ヘッドライト本体を車外品に交換すればフロントの印象がガラリと変わりますし、ヘッドライトのバルブを交換して明るさや色合いを変えるカスタムも人気です。
従来のハロゲンライトからLEDライトやHIDライトに交換する人も増えています。
そこで今回は、ヘッドライトの種類や交換方法などについて解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクのヘッドライト交換【本体】
ヘッドライトの本体を交換することで、バイクのルックスが大きく変わります。
ヘッドライトは比較的安価なパーツで交換の難易度も低いので、ぜひカスタムにチャレンジしてみましょう。
ヘッドライトの形は、砲弾型、円錐型、トライアングル型、スクエア型、鳥かごのようなカバーが付いたバードケイジ型などバリエーション豊かです。
また、ヘッドライトのレンズもイエローレンズやミラータイプのレンズなど、様々なものがあります。
自分のバイクの雰囲気に合うヘッドライトを探すだけでも、ライダーにとっては楽しいでしょう。
ヘッドライト本体の交換方法
車両によって異なる部分もありますが、基本的にヘッドライト本体の交換は以下の流れで進めます。
- 1.ヘッドライトの留め具・ネジを外す。
- 2.ヘッドライトのカバーを外す。
- 3.配線を外し、ヘッドライトを車体から取り外す。
- 4.新しいヘッドライトの配線をつなぎ、車体にマウントする。
- 5.ヘッドライトのカバーをはめる。
- 6.ヘッドライトの留め具・ネジを付ける。
- 7.キーをオンにして点灯確認(ハイビーム・ロービーム)をする。
ヘッドライト本体の交換は、スムーズにいけば10分ほどで終わります。
ただし、カウル付きのバイクの場合はカウルを取り外す必要があるため、そのぶん時間と手間がかかります。
注意点を挙げるとすれば配線ですが、それほど難しいわけではありません。
車両にもよりますが、バイクのヘッドライトの配線は基本的に「ロービーム」「ハイビーム」「アース」の3本です。
配線の色からはどの線がどれなのか分かりませんが、元々付いていた純正ライトの配線を見ながら付け替えれば間違えることはないでしょう。
バイクのヘッドライト交換【バルブ/LED化・HID化】
ヘッドライトの明るさや色合いを変えたいときは、バルブを交換します。
そもそも、ヘッドライトのバルブは「ハロゲン」「LED」「HID」の3種類があります。
従来のバイクはハロゲンライトが一般的でしたが、最近はLEDを純正採用するバイクも多く、愛車のヘッドライトバルブをLEDやHIDに交換する人も増えています。
ヘッドライトのLED化
バイクのヘッドライトをLED化する最大のメリットは、消費電力を抑えられることでしょう。
消費電力を抑えられると何が良いのかと言うと、バッテリーを節約できることです。
特に最近のバイクは電子制御システムが詰め込まれているので、それだけ多くの電気が必要になります。そのため、「スマホを充電していたらバッテリーがあがってしまった」というトラブルも、ない話ではありません。
その点、ヘッドライトをLED化すれば、消費電力を抑えられるため、バッテリーに余裕が生まれます。
その他、LEDヘッドライトには以下のような特徴があります。
- ・寿命が長い(約15年、約10,000時間とされており、交換が必要になることはまずありません)
- ・光の色はやや青みがかった白(青白くパリッとした輝きと表現されたりします)
- ・瞬時にライトが立ち上がる(点灯した瞬間に100%の光量を出すことができます)
- ・明るさはハロゲンライトより明るいが、HIDライトには劣る
- ・交換、取り付けが簡単
LEDライトへの交換方法
LEDライトは、基本的にバルブを純正のものと入れ替えるだけなので作業は簡単です。
純正のバルブを取り外す
まずはヘッドライトの留め具・ネジを外し、ヘッドライトユニットを取り外します。
純正バルブを留めている防水用のゴムカバーと金具を取り外し、純正バルブを引き抜きます。
LEDバルブを取り付ける
ヘッドライトユニットにLEDバルブを差し込んで金具で固定したら、防水用のゴムカバーを被せます。
車体側のコネクターと接続したら、ヘッドライトユニットを戻して留め具・ネジで固定します。
ヘッドライトのHID化
バイクのヘッドライトをHID化する最大のメリットは、明るさが増し、照射角が広がることです。
HIDライトはハロゲンライトに比べると約2倍、LEDライトに比べると約1.5倍の明るさがあり、照射角はハロゲンライトの20%以上広くなります。
また、HIDライトは光の指向性が高いので、より遠くをより明るく照らすことができます。
ヘッドライトに「明るさ」「視認性」を求める人は、HIDライトがおすすめです。
その他、HIDヘッドライトは以下のような特徴があります。
- ・フィラメントがないので球切れの心配がない
- ・光の色のバリエーションが多い(フォグランプのようなイエローから、青みがかかったホワイトまで)
- ・寿命が長い(約5年、約2,000時間とされています)
- ・立ち上がるまでにやや時間がかかる(点灯してから最大光量に達するまで5~10秒程度かかります)
- ・交換・取り付けの難易度が高い
HIDライトへの交換方法
HIDライトに交換する際は、直流(DC)を交流(AC)に変換するための「バラスト」というパーツが必要になります。
加えて、発光管内部へ放電を開始するきっかけを与える「イグナイター」という点灯装置も必要です。
これらも含めた配線処理が複雑なうえ、配線を収めるスペースが足りないために加工が必要になるケースもあります。
このような作業が好きな方ならセルフで交換するのも良いですが、単純にヘッドライトを明るくしたいだけの人にとってはハードルの高い作業になるでしょう。
配線がうまくいっていないと、「夜間走行中にライトが消える」という危険な状況にも陥りかねません。
自信のない方はバイクショップなどに依頼するのが賢明です。
東京を中心とした首都圏で、屋内自走型のバイク駐車場を展開するアイドゥでは、バイクのメンテナンスサービスもおこなっています。ヘッドライト交換にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。詳しいサービス内容は、以下のページをご覧ください。
>> メンテナンスサービス|二輪駐車場ならバイクパーキング アイドゥ
まとめ:ヘッドライト交換でバイクの雰囲気を刷新!
ヘッドライト本体を交換することで、バイクの雰囲気を大きく変えることができます。
また、ヘッドライトバルブをLED化・HID化すればより明るくなるので、視認性・被視認性が良くなり、夜間走行時の安全性が高まります。
ノーマルのヘッドライトに物足りなさを感じている人は、ぜひヘッドライト本体やバルブの交換を検討してみましょう。
バイクのカスタムをするには場所が必要ですが、「落ち着いて作業できる場所がない」というライダーの方は少なくありません。
そのような方は、ぜひアイドゥの駐車場をご利用ください。
アイドゥのバイクパーキングはすべて屋内型で、一つひとつの区画にゆったりとしたスペースがあります。
共用の工具類やエアコンプレッサーがあり、電気や水道も使えるので、いつでも「マイガレージ」のような感覚でカスタムやメンテナンスをしていただけます。
>> アイドゥの駐車場一覧
ヘッドライト交換以外のバイクメンテナンス・カスタム方法は、以下の記事も参考にしてみてください。
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