バイク初心者にとって、なかなか難しいのがバイク用語。
同じものを指すのに呼び方がいろいろあったり、似たような言葉があったりで意外とまぎらわしいものです。
今回は「今さら聞けない」「実は意味が分かっていない」といった方のため、基本的なバイク用語について解説していきます。
バイクライフをもっと楽しむためにも、基本的な用語の意味は押さえておきましょう。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクのパーツ関連用語を解説!
アクセルワイヤー(スロットルワイヤー)
アクセルワイヤー(スロットルワイヤー)とは、アクセルと燃料供給装置のスロットルバルブをつなぐワイヤーのこと。
スロットルをひねるとアクセルワイヤーが引っ張られてスロットルバルブが開き、ガソリンの供給量を調整します。
イグニッション
イグニッションとは、エンジンに点火する発火装置のこと。
イグニッションスイッチを回すと、スパークプラグから火花が出てエンジンがかかります。
エアフィルター(エアクリーナー)
エアフィルター(エアクリーナー)とは、エンジンに供給される空気に含まれるホコリや異物を取り除く装置のこと。
エアフィルターの交換など、バイクの燃費を向上させるお手入れは以下をチェック!
>> バイクの燃費を向上させる改善策をまとめてご紹介
エキゾーストパイプ(エキパイ)
エキゾーストパイプ(エキパイ)とは、エンジンからマフラー後方のサイレンサーへと伸びる排気用のパイプのこと。
エンジンオイル
エンジンオイルとは、エンジンの内部を循環することによって各部を潤滑・洗浄・冷却するオイルのこと。
エンジンオイルの交換など、バイクの基本メンテナンスは以下をチェック!
>> バイクの寿命を延ばすには点検・メンテナンスを徹底して故障を減らすのが鉄則!
キャブレター
キャブレターとは、ガソリンと空気を混ぜた混合気をエンジン内部に送り込む燃料供給装置のこと。
ガソリンを霧状にして空気と混ぜて燃焼させ、燃料の支給量を調整する。
キャブレターを搭載しているバイクを「キャブ車」と言います。
サイドスタンド・センタースタンド
サイドスタンドとは、左のステップの下にあるバイクを支えるスタンドのこと。
サイドスタンドを使って駐車すると、バイクが左に傾く格好になります。
センタースタンドとは、後輪を地面から浮かせてバイクを直立した状態で支えるスタンドのこと。
メンテナンスをするときは便利ですが、前輪とセンタースタンドの2点で支えているため、地震や台風の際に倒れるおそれがあります。
バイクの地震対策は以下をチェック!
>> プロが教える地震対策!地震から大型・高級バイクを守るためにできること
サイレンサー
サイレンサーとは、排気音を抑えるためにマフラーの後方に付けられるパーツのこと。
円筒型やメガホン型、フィッシュテール型、キャブトン型など様々な形がある。
排気音が大きいサイレンサーは車検に通らない可能性があるので注意です。
バイク車検の基礎知識や費用については以下をチェック!
>> バイクの車検費用について徹底解説
サスペンション
サスペンションとは、路面からの衝撃を吸収して振動を抑制し、タイヤの接地を適切に保つためのパーツのこと。
一般的なバイクは、フロントサスペンションとしてフロントフォークを、リアサスペンションとしてスイングアームを持ちます。
スパークプラグ(プラグ)
スパークプラグ(プラグ)とは、ガソリンに火花を飛ばして爆発させ、動力を得るためのパーツのこと。
劣化すると加速や燃費に悪影響が出てしまいます。
スリップサイン
スリップサインとは、タイヤが摩耗して溝が減っていることを示すサインのことで、タイヤ溝のある突起を指します。
スリップサインが出たらタイヤ交換が必要です。
バイクのタイヤ交換方法などは以下をチェック!
>> バイクのタイヤ交換方法、タイミング、工賃をまとめて解説
バッテリー
バッテリーとは、バイクで使う電気を貯めている蓄電池のこと。
ライトを点けたりセルスターターを回したりするときは、バッテリーから電気が供給されます。
バッテリー上がりなど、バイクのよくあるトラブルと対処法は以下をチェック!
>> 【故障&マナー】バイクの様々なトラブル対処法
フューエルインジェクション(FI)
フューエルインジェクション(FI)とは、電子制御式の燃料供給噴射装置のこと。
コンピュータ制御で常にエンジンに最適なガソリン量を供給できるため、環境性能や燃費に優れる。
キャブレターを搭載した「キャブ車」に対して、フューエルインジェクションを搭載したバイクを「インジェクション車」と言います。
バイクのツーリング・乗り方用語を解説!
押しがけ
押しがけとは、バッテリーが上がってセルが回らないときに、バイクを押してエンジンをかける方法のこと。
ギアを2速か3速に入れ、クラッチレバーを握ってバイクを押し、駆け足くらいのスピードになったらクラッチをつないでアクセルを開けることでエンジンをかけます。
キャブ車には有効だが、インジェクション車は通常、押しがけはできません。
ツーリング
ツーリングとは、バイクで遠出・旅行をすること。
「日帰りツーリング」「ロングツーリング」「ツーリングコース」といった使い方をする。
夏のツーリングの注意事項は以下をチェック!
>> 夏のバイクツーリングをもっと快適に!熱中症・暑さ対策はこれで完璧
千鳥走行
千鳥走行とは、集団でのツーリングなど複数のバイクで走るときに用いられる走行方法のこと。
走行車線のなかで全体が右と左の2列縦隊となり、互い違いになるように位置取りして走る。バイク同士が車間距離を保つことができ、お互いを視認しやすくなるのがメリット。
すり抜け
すり抜けとは、バイクが車と車の間や路側帯をすり抜けて通ること。
すり抜けは違反になるケースが多く、事故のリスクも高まります。
すり抜けなど、バイクのよくあるトラブルと対処法は以下をチェック!
>> 【故障&マナー】バイクの様々なトラブル対処法
立ちごけ
立ちごけとは、停車中にバイクにまたがったままバランスを崩して転倒すること。
ライダーも車体も無傷で済むことは稀。
重量のあるバイクは一人では引き起こせないこともあります。
取り回し
取り回しとは、駐車場内などの狭い場所でバイクを押して移動する行為や、移動しやすさのこと。
一般的に、大型で重いバイクは取り回しが悪く、小型で細身のバイクは取り回しが良いとされます。
取り回しの悪さなど、大型バイクのよくあるお悩みと解決法は以下をチェック!
>> 大型バイク・高級車・希少車オーナーの良くあるお悩みを解決します
ニーグリップ
ニーグリップとは、両膝でタンクを挟んで下半身で車体を操る乗り方で、教習所で習う基本的なライディングテクニック。
ニーグリップをしていないと曲がるときにバランスを崩しやすくなります。
ライポジ(ライディングポジション)
ライポジ(ライディングポジション)とは、乗車姿勢のこと。
バイクの車種によって、またライダーの身長などによってライポジは大きく変わります。
ライポジが良くないと体に負担がかかり、疲れやすくなります。
ライポジなど、大型バイクならではの注意点は以下をチェック!
>> 大型バイクを買って後悔しないためのポイントや失敗例を総まとめ
主要なバイクメーカーを解説!
Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)
ハーレーダビッドソンは、1901年に設立されたアメリカのバイクメーカー。
伝統的に空冷700cc以上のエンジンを搭載したクルーザー型バイクを生産しており、世界中に熱狂的なファンがいます。
ハーレー最大の特徴は、大型空冷Vツインエンジンの独特なサウンドと鼓動感。
代表的なモデルは、「XL1200X FORTY-EIGHT」「XL883N IRON 883」「FLSS Softail Slim S」など。
ハーレーが発表した電動バイク「Live Wire」については以下をチェック!
>> 大型電動バイクの最新情報まとめ
BMW
BMWは世界を代表するドイツの高級バイクメーカー。
BMWと言えば自動車が有名ですが、実はバイクのほうが長い歴史を持っています。
高級感のあるエンブレムはもちろん、縦置きの水平対向2気筒の「ボクサーエンジン」はBMWバイクの象徴的な存在。
低い重心で走行安定性に優れ、長時間乗り続けても疲れにくいのが特徴。
代表的なモデルは、「R 1250 GS」「S 1000 RR」「R nineT」など。
HONDA(ホンダ)
HONDAは、走行性や耐久性、燃費など、あらゆる要素で高品質なバイクを生産する世界的なメーカー。
そのスペックの高さは「技術のHONDA」と称されるほどで、教習所の教習車や警察の白バイに採用されるような模範的なバイクを生み出しています。
イメージカラーは、赤・白・青のトリコロール。
代表的なモデルは、「CB400」「CBR1000RR」「CBX」など。
KAWASAKI(カワサキ)
KAWASAKIは硬派で無骨なバイクづくりで熱狂的なファンを獲得しているメーカー。
そのイメージから「漢カワサキ」と称され、昔から年配の男性を中心に支持を集めていましたが、最近は若い女性の人気も高まっています。
コーポレートカラーはライムグリーン。代表的なモデルは、「Zシリーズ」「Wシリーズ」「ゼファー」など。
YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHAは、都会的なセンスあふれるバイクを数多く生み出しているメーカー。
洗練されたデザイン性から「芸術のヤマハ」と称されます。
芸術性だけでなく、トヨタ車のエンジンを開発するなど、エンジン開発においても高い評価を受けています。
伝統的なイメージカラーは白赤。代表的なモデルは、「SR400」「RZ」「XJ」など。
主要バイクメーカーの代表的なモデルは、特に盗難被害が多いので要注意。バイクの盗難対策は以下をチェック!
>> (大型)バイク盗難の実情と最強の盗難対策とは【外車・高級車・希少車オーナー必読】
まとめ:知るほど楽しいバイクライフ
バイクを知れば知るほど、乗るのも、いじるのも楽しくなってきます。
そして、愛着がどんどん深まっていきます。
バイク用語も含め、少しずつバイクの知識をつけてバイクライフを楽しいものにしていきましょう。
アイドゥは「心から楽しいバイクライフを!」というコンセプトを掲げ、東京を中心とした首都圏で、屋内自走型のバイク駐車場を展開しています。
「バイクを盗まれたくない」「バイクの劣化を防ぎ、長く乗りたい」「ゆっくりとバイクのメンテナンスをしたい」という方は、ぜひアイドゥの駐車場をご利用ください。
>> アイドゥの特長|二輪月極駐車場ならバイクパーキング アイドゥ
当ウェブサイトに掲載された情報の利用により発生した又は当該情報に基づき行われた行為により発生したいかなるトラブル・損失・損害に対しても、当社は責任を負いません。