バイクライフを楽しむうえで、絶対にクリアしなければいけないのが「駐車場問題」。
「バイクを買いたいけど駐車場がない・・・」「引っ越し先にバイクの駐車場がない・・・」「出かけた先でバイクの駐車場がない・・・」など、日本のライダーはバイクの置き場に困るシーンが多々あります。
今回は、自宅にバイクの駐車場がない場合と、外出先でバイクの駐車場がない場合に分けて、その対策を解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
自宅にバイク駐車場がない場合の対処法
駐車場を確保できないことには、バイクを買うこともできませんし、引っ越すこともできません。
一軒家にせよ、アパート・マンションにせよ、自宅にバイクの駐車場がない場合はどこかに借りる必要があります。
バイクの駐車場を借りる場合、選択肢としては大きく以下の4つがあります。
- 公営駐車場(駐輪場)
- 屋外型駐車場
- コンテナ型駐車場
- 屋内型駐車場
それぞれの特徴は以下のとおりです。
公営駐車場(駐輪場)
公営駐車場(駐輪場)は自転車がメインですが、一部バイクを駐車できるところもあります。
料金は月額3,000円程度と安いのが特徴ですが、原付もしくは125cc以下の小型バイクしか駐車できない駐車場が大半です。
中型・大型バイクを駐車できるところもありますが、区画が少ないのであまり現実的な選択肢とは言えないでしょう。
屋外型バイク駐車場
屋外型バイク駐車場は、屋外に設置されたバイク専用の駐車場です。
基本的に排気量の制限はありませんが、大型バイクは区画が少ないところが多いので空きを見つけるのに苦労するかもしれません。
料金は月額5,000円程度と比較的安価です。
ただし、屋外なので雨風にさらされますし、多くの人が出入りできるので盗難やいたずらの被害も少なくありません。
コンテナ型バイク駐車場
コンテナ型のバイク駐車場は、バイクを保管するための専用コンテナです。
シャッターや扉に鍵が付いていて施錠するタイプが一般的です。
雨風をしのぐことはできますが、狭い密室空間なので梅雨時期から夏場にかけて温度・湿度が著しく上がります。
バイクのコンディションを保つことを考えると、お世辞にも理想的な環境とは言えません。
料金は月額10,000~20,000円程度が相場です。
屋内型バイク駐車場
屋内型バイク駐車場は、屋内に設置されたバイク専用の駐車場です。
屋内なので、カバーをかけなくてもバイクをきれいに保つことができます。
通常、入口は鍵付きのドアで施錠されており利用者以外は入ることができないため、防犯性にも優れています。
料金は月額10,000~25,000円程度が相場です。
おすすめのバイク駐車場
上述した4つの駐車場のなかでもっともおすすめなのは、屋内型バイク駐車場です。
特に以下のような方は、屋内型バイク駐車場を選ぶのがいいでしょう。
- とにかくバイクを盗まれたくない方
- 高価なバイクや大型バイク、希少なバイクに乗っている方
- バイクの劣化を防ぎ、長く乗りたい方
- 通勤・通学にバイクを使わない週末ライダーの方
- 冬場など数ヶ月バイクに乗らない時期がある方
- バイクのメンテナンス・カスタムが好きな方
屋内型バイク駐車場のメリットなどは、以下の記事でも詳しく解説しています。
>> バイクは屋内型の月極駐車場に駐めるのが正解!盗難を防ぐため万全のセキュリティ対策を
外出先でバイク駐車場がない場合の対処法
外出先にバイクの駐車場がない、もしくは満車だったため、やむを得ず適当な道路や空き地にバイクを駐めたら駐禁を切られた・・・。
これは、多くのライダーが経験している苦い思い出かもしれません。
駐禁の罰金は駐車場代の何倍も高いので、何とかして駐車場は確保したいもの。
外出先でバイク駐車場を確保したいなら、事前に調べておくのが鉄則です。
あらかじめバイク駐車場を探して目星をつけておく!
バイクで外出するのなら、目的地がどこであろうと事前に時間貸しの駐車場を探しておくのが基本です。
候補として2~3箇所はピックアップしておきましょう。
以下は、バイクの駐車場検索ができる代表的なサービス(Web・アプリ)です。
Webであればブックマークを、アプリであればインストール・会員登録をしておきましょう。
日本二輪車普及安全協会の「全国バイク駐車場案内」
日本二輪車普及安全協会のWebサイトでは、「排気量別」「住所・駅・施設名から」「都道府県・市区町村から」でバイク駐車場を検索することができます。
2021年4月現在、登録されている駐車場は23,560箇所です。
タイムズのB
タイムズのBはバイクの駐車場を検索できるだけでなく、あらかじめ予約することもできます(最大13日前から予約可能)。
事前に予約をしておけば、現地に着いてから「駐車場の空きがない・・・」と頭を抱えることはありません。
時間貸しではなく1日単位での利用になりますが、利用時間内であれば何度でも入出庫できます。
車の駐車場も対象としているので、検索時は「バイク」で絞り込むようにしましょう。
akippa(あきっぱ)
akippaはバイクの駐車場検索だけでなく、15分単位で予約できるサービス。
事前決済システムなので、利用当日は料金いらずで入出庫がスムーズです。
車の駐車場も対象としているので、検索時は「オートバイ」で絞り込みましょう。
なお、akippaはWeb版とアプリ版があります。
>> 【Web】駐車場の予約なら akippa (あきっぱ)
>> 【Google Play】駐車場の予約なら akippa (あきっぱ)
>> 【App Store】駐車場の予約なら akippa (あきっぱ)
ツーリングサポーター
ツーリングサポーターは、ナビタイムが提供する「自由に走りツーリングを楽しむ」ライダーのためのアプリです。
目的地までのルート検索やナビ機能がメインですが、現在地周辺のバイク駐車場の検索も可能。
現在地からの直線距離や詳細情報を確認できます。
>> 【Google Play】ツーリングサポーター by NAVITIME
>> 【App Store】ツーリングサポーター by NAVITIME
日本のバイク駐車場事情
車の駐車場に比べ、圧倒的に数が少ない二輪車の駐車場。
2006年に道路交通法と駐車場法が改正され、駐車監視員制度が導入されたことでバイクの取り締まりが強化され、駐車違反の取締件数が急増しました。
駐めたくても駐める場所がない「駐車場難民」が続出するとともに、バイクの駐車場不足が問題視されるようになりました。
それ以降、バイクの駐車場は徐々に増加傾向に。
上述した「全国バイク駐車場案内」に登録されている駐車場数も、2011年6月時点の1,350箇所から、2018年11月時点では12,700箇所を超え、2021年4月現在、23,560箇所まで増えています。
駐車違反の取締件数も2007年の521,454件をピークに2008年以降、減少傾向にあります。
今後もバイク駐車場の整備は進む
2018年4月、警察庁は全国の都道府県警に向け、「自動二輪車等に係る駐車環境の整備の推進について」という通達を出しました。
この通達は、端的に言えば「バイクの駐車場を増やしていこう」「バイクの駐車違反規制を緩和しよう」というものです。
東京都の道路整備保全公社も、駐車場事業者に対してバイク駐車場の整備を支援しており、車の駐車場の一角をバイク駐車場にしたり、バイク販売店で駐車を受け入れたりと、環境整備が進んでいるのが現状です。
ライダーの立場からすると「まだまだ足りない」と感じている方も多いと思いますが、社会的には「ライダーに駐車場を」という風向きになっています。
今後も、都市部を中心にバイク駐車場の整備が進むのを期待できるでしょう。
充実したバイクライフのため、より良い駐車場環境を
バイクの駐車場がないのはライダーにとって死活問題。
保管するときも、ツーリングに出かけるときも、安心して駐められる駐車場を確保したいものです。
アイドゥは東京を中心とした首都圏で、屋内自走型のバイク駐車場を展開しています。
今後も、ご要望の多い地域には駐車場を開設していきますので、どんどんリクエストをお寄せください。
あなたの街にもアイドゥの駐車場ができるかもしれません!
>> アイドゥの月極バイク駐車場一覧
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