快適&安全にバイクを楽しむには「タイヤ交換」が欠かせません。
タイヤはバイクが唯一路面と接しているパーツであり、乗り心地やパフォーマンスだけでなくライダーの安全を左右する重要なパーツだと言えます。
タイヤ交換を忘れていたりケチって先延ばしにしたりしていると、痛い目に遭うのは自分です。
ぜひ、然るべきタイミングでタイヤ交換をしましょう。
今回は、タイヤ交換の適切なタイミングの見極め方や、タイヤ交換費用の相場、また自分で交換する方法などを解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクのタイヤ交換をすべきタイミング
バイクのタイヤ交換時期を見極める際は、「スリップサイン」、もしくは「製造年月」「走行距離」を基準にします。
タイヤが劣化するとゴムが硬くなり、ひび割れが発生します。
そうなると、タイヤのグリップ力が低下して、衝突や転倒などの事故のリスクが高くなるのです。
また、すり減って溝がなくなったタイヤは、濡れた路面でスリップしやすくなるので危険です。
いずれにせよ、タイヤが劣化すると十分な性能を発揮できなくなるため、適切なタイミングでのタイヤ交換を心がけましょう。
タイヤ交換の目安 Д好螢奪廛汽ぅ
バイクのタイヤの溝に「スリップサイン」が出たらタイヤ交換のタイミングです。
タイヤには溝と溝の間にスリップサインと呼ばれる目印があります。
タイヤの溝がすり減るとスリップサインが出現し、「タイヤ交換の時期ですよ」と教えてくれるわけです。
スリップサインが出たタイヤは、雨の日にスリップしたり制動距離が延びたりと、様々な危険をともないます。
そのため、スリップサインが出たタイヤはすぐに交換するようにしましょう。
日頃からタイヤの点検を欠かさず、スリップサインが出る前にタイヤを交換するのが理想的です。
タイヤ交換の目安◆Ю渋で月
バイクのタイヤの製造年月から3~5年が経過したら、タイヤ交換のタイミングです。
これは、タイヤメーカーが公表しているタイヤの寿命が大体3~5年になっているからです(メーカーによって差があります)。
バイクのタイヤの製造年月は、タイヤの刻印で確認できます。
タイヤの側面を見ると「XWWYY」というアルファベットと数字が組み合わさった刻印があるはずです。
先頭のアルファベットに続く「WW」が製造された週を示し、「YY」が製造された年を示しています。
たとえば「X2418」と刻印されていた場合、2018年の24週目(6月)に製造されたタイヤであるということです。
また、タイヤ交換の目安は、あくまでも「製造年月から」3~5年が目安であり、「タイヤを使い始めてから」ではありません。
5年前に製造されたタイヤであれば、仮に一度も運転していなくても交換を検討すべきです。
タイヤ交換の目安:走行距離
バイクの走行距離が10,000~20,000kmに達したら、タイヤ交換のタイミングです。
これは、大体10,000~20,000km走行すると、スリップサインが出るほどにタイヤの溝がすり減るからです。
もちろん、タイヤの種類やバイクの乗り方によってすり減り方は変わってきますが、一つの目安として10,000~20,000kmという距離は覚えておきましょう。
バイクのタイヤ交換にかかる費用相場
バイクのタイヤ交換をバイクショップ・用品店に依頼した場合の費用相場をご紹介します。
バイクのタイヤ交換費用の内訳としては、「新しいタイヤの料金」「タイヤ交換の工賃」「廃タイヤの処分費」の3つに分かれます。
新しいタイヤの料金
タイヤの料金は、タイヤの種類やサイズによって変わってきます。
また、メーカーによっても差があり、ブリジストンやダンロップなどの国産メーカーは比較的高めです。
あくまでも目安になりますが、相場は以下のとおりです。
フロントタイヤ | リアタイヤ | |
---|---|---|
125cc | 5,000~6,000円 | 7,000~8,000円 |
250~400 | 8,000~20,000円 | 10,000~25,000円 |
大型バイク | 15,000~25,000円 | 20,000~30,000円 |
タイヤ交換の工賃
タイヤ交換の工賃もバイクショップ・用品店によって差がありますが、おおよその相場は以下のとおりです。
フロントタイヤ | リアタイヤ | |
---|---|---|
125cc | 1,500円~3,000円 | 2,000円~6,000円 |
中型・大型バイク | 2,000円~8,000円 | 3,000円~10,000円 |
廃タイヤ処分費
廃タイヤの処分費は、300~500円程度です。
フロント・リアを同時に交換する場合も1,000円程度で済むでしょう。
なお、タイヤ交換をお願いするバイクショップ・用品店によっては無料で回収してくれるところもあります。
バイクのタイヤを交換する方法
バイクのタイヤ交換は、工具類があれば自分で行なうこともできます。
タイヤ交換で必要になる主な工具は、以下の通りです。
・バイクスタンド
センタースタンドがないバイクの場合は、バイクスタンドが必要になります。
・ビードブレーカー
ホイールを外すための工具です。
・タイヤレバー
ホイールを外すための工具です。
・ビードワックス
タイヤをはめ込みやすくするために使うワックスです。
・リムガード
作業中、ホイールが傷付かないよう保護するために使います。
・レンチ・ソケット類
ホイールの着脱に使います。
・虫回し
タイヤの空気を抜くのに使います。
以上の工具類があれば、バイクのタイヤ交換は可能です。
続いてタイヤ交換の流れをご説明します。
Step01:ホイールを外す
まずは、バイクからホイールを外します。
ホイールを固定しているアクスルナットを緩めてアクスルシャフトを抜きましょう。
バイクのサービスマニュアルを見れば、車両からホイールを外す手順を確認できます。
Step02:タイヤを外す
次に、ホイールからタイヤを外します。
虫回しを使ってバルブコアを外し、タイヤの空気を抜きます。
その後、ビードブレーカーを使ってビードを落とします(ビード落としは、タイヤのゴムをホイールのリムから剥がす作業のことです)。
そして、リムに傷がつかないようにリムガードを装着したうえで、タイヤレバーを使ってホイールからタイヤを外していきます。
Step03:タイヤを取り付ける
タイヤが外れたら、新しいタイヤをホイールに装着します。
この際、タイヤをはめ込みやすくするためにホイールとタイヤの両方にビードワックスを塗り、タイヤをホイールに押し込みます。
手で押し込めなくなったら、タイヤレバーを使いながらタイヤを外したときの逆の手順でタイヤを取り付けます。
Step04:ホイールを取り付ける
タイヤを装着できたらホイールをバイクに取り付け、空気圧を調整したらタイヤ交換は完了です。
まとめ:バイクのタイヤは日頃からの点検が重要!
今回ご紹介したタイヤ交換のタイミングはあくまでも一般的な目安であり、タイヤの種類や乗り方などによって劣化具合は変わってきます。
バイクに乗る前のタイヤ点検を習慣にして、日頃からタイヤの状態をチェックしておくことが重要です。
なお、タイヤは日光や熱に弱く、日光や熱にさらされている時間が長くなるほど劣化するのが早くなります。
そのため、劣化を遅らせるためには、「屋内駐車場」を利用するのがベストです。
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