愛車のタイヤの適正な空気圧をご存じでしょうか?
普段、バイクに乗っているときはあまり気にすることがないかもしれませんが、タイヤは路面をグリップする重要な役割を果たしています。
そのため、安全かつ快適にバイクに乗るためには、日頃からタイヤの空気圧を適正に保っておく必要があるのです。
そこで今回はタイヤの適正な空気圧や、空気圧を調整する方法、空気を入れる方法などについて解説していきます。
バイクライフを安全かつ快適に楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。
- 【目次】
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクタイヤの適切な空気圧とは?
バイクのタイヤには「指定空気圧」というものがあります。
指定空気圧は各メーカーが定めるタイヤの適正な空気圧のことで、車種ごとに異なります。
空気圧を指定空気圧に合わせることで、タイヤを理想的なコンディションで使うことができます。
そのため、愛車であるバイクのタイヤの指定空気圧が分からない方は、すぐにでもチェックしておきましょう。
タイヤの指定空気圧を知る方法
タイヤの指定空気圧は通常、バイクのフレームやチェーンガード、スイングアーム付近に貼られたラベルに記載されています。
もしラベルが剥がれている場合は、車両メーカーのWebサイトを見ればオーナーズマニュアルに記載されているため、確認できるでしょう。
指定空気圧は車種によって異なりますが、ほとんどのバイクは「1.5潤オ3.0 kg/cm2」の範囲に収まっています。
いくつかのバイクの指定空気圧を記載しておきますので、参考にしてみてください。
自賠責保険の補償範囲
自賠責保険の趣旨は、被害者を救済するために最低限の補償を行うことです。
そのため、補償は対人補償に限定されており、1人あたり、死亡の場合で最高3,000万円、後遺障害の場合で最高4,000万円、傷害の場合で最高120万円となっています。
バイクの自賠責保険の保険料
バイクの自賠責保険の保険料は、以下のように契約月数と総排気量によって変わってきます。
▼HONDA(ホンダ) CB400 SUPER FOUR(スーパーフォア)(CB400SF)
タイヤ標準指定空気圧(フロント):2.50 kg/cm2
タイヤ標準指定空気圧(リア) :2.90 kg/cm2
▼KAWASAKI(カワサキ) ZEPHYR(ゼファー)1100RS
タイヤ標準指定空気圧(フロント):2.25 kg/cm2
タイヤ標準指定空気圧(リア) :2.50 kg/cm2
▼SUZUKI(スズキ) HAYABUSA(隼 ハヤブサ) GSX1300R
タイヤ標準指定空気圧(フロント):2.90 kg/cm2
タイヤ標準指定空気圧(リア) :2.90 kg/cm2
タイヤの空気圧を測る方法
タイヤの空気圧を測るためには、「エアゲージ」と呼ばれる工具が必要です。
タイヤのバルブキャップを外したら、バルブにエアゲージのノズルを押し当てます。
そうすると一瞬、空気が抜ける音がしてエアゲージに空気圧が表示されます。
なお、タイヤが熱くなっているときは空気圧も高くなっているため、正確な測定ができません。
走行後や真夏の屋外で空気圧を測るのは避け、できるだけタイヤが冷えているときに測るようにしましょう。
また、いつも同じエアゲージで測ることも重要です。
バイクに乗っていなくてもタイヤの空気圧は少しずつ減っていくので、月に1回くらいのペースで空気圧をチェックして、減っていれば充填するようにしましょう。
タイヤの空気圧を調整する(空気を入れる)方法
タイヤの空気圧を測ってみて指定空気圧より減っているようであれば、空気を充填しましょう。
空気を入れる方法は、基本的に以下の3パターンです。
ガソリンスタンドで空気を入れる
最も多いのは、ガソリンスタンドで空気を入れるパターンでしょう。
通常、ガソリンスタンドには、タイヤの空気圧を測ることができるエアゲージ付きのコンプレッサー(空気入れ)が備え付けられています。
ガソリンスタンドに行って、店員さんに「空気を入れてください」と言えば対応してもらえます。
その際に空気圧を聞かれると思いますので、「フロント2.5、リア2.9でお願いします」などと、愛車の指定空気圧を伝えればOKです。
ただ、ガソリンスタンドによっては「セルフでお願いします」と言われてしまうこともあります。
そのときは、コンプレッサーを借りて自分で空気を入れましょう。
もちろんセルフのガソリンスタンドでも同様です。
バルブにコンプレッサーを接続したら、あとはトリガーを引くだけで空気が入ります。
エアゲージのメーターを見ながら指定空気圧になるように調整しましょう。
少し多めに入れて、リリースボタンで空気を抜きながら調整する方法がおすすめです。
▼ガソリンスタンドでタイヤの空気を入れる際の注意点
ガソリンスタンドにあるコンプレッサーは、クルマ用のコンプレッサーです。
そのため、場合によってはバイクのホイールやスポーク、ディスクブレーキが邪魔になって、バルブとうまく接続できないことがあります。
また、上述のとおり、タイヤが熱くなっていると空気圧を正確に測れないため、走行後にガソリンスタンドで空気を入れるのはやめましょう。
近所のガソリンスタンドで空気を入れてから出発するのが理想的です。
バイクショップで空気を入れる
バイクショップでタイヤに空気を入れてもらっている人も多いと思います。
馴染みのバイクショップでなくても、空気圧のチェックと空気の充填くらいまでであれば無料でやってくれるでしょう。
また、バイク用品店でもタイヤの空気入れは可能です。
大きめのバイク用品店であればコンプレッサーが置いてあり、セルフで空気入れができるスペースを設けているところもあります。
自宅で空気を入れる
コンプレッサーを持っている人は、自宅でタイヤに空気を入れているでしょう。
もし、コンプレッサーを持っていない場合、自転車用の空気入れでもバイクのタイヤに空気を入れることができます。
▼自転車用の空気入れで空気を入れる際の注意点
最近の自転車用の空気入れはエアゲージが付いているものも多くありますが、エアゲージが付いていない空気入れの場合は、別途エアゲージが必要になります。
また、自転車用の空気入れは「英式バルブ対応」「仏式バルブ対応」「米式バルブ対応」の3種類がありますが、バイクのタイヤに空気を入れるには「米式バルブ対応」の空気入れでないと使えません。
バイクのタイヤ空気圧を適切に保つべき理由
タイヤの空気圧に過不足があると、タイヤの損傷や事故などのトラブルにつながるおそれがあるので注意が必要です。
タイヤの空気圧が低いとどうなる?
タイヤの空気圧が低いとタイヤがたわみやすくなり、路面の凸凹を感じにくくなるので乗り心地が良くなるでしょう。
また、路面との接地面積が大きくなるのでグリップ性能が上がります。
一方で、路面との抵抗が増えるので取り回しが重くなり、燃費が悪くなるのがデメリットです。
タイヤの空気圧が低すぎると、本来のハンドリングができなくなり危険です。
また、高速道路でタイヤが裂けたりとバーストするリスクが高まるほか、変形してひび割れたり異常に発熱してゴムが剥離したりと、タイヤに様々な悪影響が及びます。
タイヤの空気圧が高いとどうなる?
空気圧が高いタイヤは凸凹の衝撃を吸収しにくくなり、ちょっとした段差で跳ね上がるなど、乗り心地が悪くなるでしょう。
また、路面との接地面積が小さくなるのでグリップ性能が低下します。
そうなると、ブレーキの効きが悪くなるだけでなく、スリップしやすくなるので危険です。
一方で、路面との抵抗が減るので取り回しが軽くなり、燃費が良くなる傾向にあります。
まとめ:安全かつ快適に乗るため、タイヤの空気圧は適正に!
ベテランのライダーは、好みによってタイヤの空気圧をあえて高くしたり低くしたりすることがありますが、基本的に公道では指定空気圧に合わせるべきです。
指定空気圧にしておけば適切なハンドリングを得られますし、タイヤのトラブルを防ぎ、寿命を伸ばすことにもつながります。
タイヤの空気圧は、日常点検項目です。
安全かつ快適にバイクに乗るため、タイヤの空気圧はこまめに確認・調整するクセをつけましょう。
バイクパーキング「アイドゥ」では、ほぼ全ての屋内駐車場にお客さま共用でお使いいただけるコンプレッサーを完備しています。
愛車でツーリングに出かける前や日々のメンテナンス時に、コンプレッサーを使って空気圧のチェックや空気入れを行えますので、お客さまからもご好評いただいています。
記事内でも解説しましたが、タイヤが熱い状態では正しく空気圧が測れないため、バイクを駐車しているパーキングでチェックするのが手間もかからず便利です。
その他にも、アイドゥではライダーの安心や快適さを追求したサービスをご用意しています。
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