「最近、どうもバイクの燃費が悪いような・・・」と感じているライダーの方は少なくないでしょう。
ガソリン代も決して安くはないので、何とかして燃費を改善したいものですよね。
バイクの燃費を良くするには、日頃の手入れが重要になってきます。
また、走り方ひとつで燃費を向上させることも可能です。
今回は、バイクの燃費を向上させる方法として手入れ術や走行テクニックなどをご紹介します。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクの燃費を良くするための手入れ術
バイクの燃費を向上させる「5つの手入れ術」をご紹介します。
いずれも基本的な手入れなので、燃費が悪いと感じたときだけでなく日常的にチェック・実践するようにしましょう。
タイヤを適正な空気圧にする!
バイクは、タイヤの空気が減ってくるとタイヤと路面の間に生まれる抵抗が増え、燃費が低下していきます。
また、タイヤの空気が少ない状態で走っていると、タイヤがすり減るスピードも早くなってしまいます。
このようなデメリットを防ぐには、タイヤを適正な空気圧に保つことが重要です。
通常、タイヤの適正空気圧は、チェーンカバーやスイングアームなどのシール部分に記載してあります。
最近では、ガソリンスタンドや一部の駐車場に空気圧を確認・調整できる空気入れが置いてあるので、借りてみるのもいいでしょう。
オイルを点検・交換する!
エンジンオイルは、エンジンの性能を最大限に発揮するために重要な役割を果たします。
エンジンオイルが古くなってくると、バイクの燃費も低下してきます。
燃費の向上を図るには、こまめにオイルキャップのゲージや確認窓でオイルの汚れ具合を確認し、必要に応じてオイルを交換することが重要です。
オイルを常に良い状態に保つことで燃費向上につながります。
なお、オイル交換の時期は「3,000kmごと」を目安にしていただくといいでしょう。
また、オイル交換の際は、オイルの入れ過ぎに注意しましょう。
人間の心理的に「少ないより多いほうがいい」と考えがちですが、オイルを入れ過ぎると抵抗が増えて逆に燃費が悪化してしまいます。
エアクリーナーを点検・交換する!
エアクリーナー(エアフィルター)に埃やゴミが詰まっていると、必要な量の空気を吸い込むことができず、結果的に燃費が悪くなってしまいます。
そのため、エアクリーナーの点検・交換も燃費向上のための必須の手入れになってきます。
定期的にエアクリーナーを確認し、必要に応じて清掃・交換を行いましょう。
走行距離「2,000km潤オ3,000kmごと」に清掃し、「10,000kmくらい」で交換するのが一般的な目安となります。
プラグを点検・交換する!
長い間、交換していないプラグや、ススが付いたプラグは火花が弱くなります。
そうなるとアクセルを捻りがちになり、燃費が悪化する原因になってしまいます。
忘れがちなプラグ交換ですが、一般的に、走行距離「3,000km潤オ5,000kmくらい」での交換が推奨されています。
また、ススが付いて真っ黒になっているプラグは十分に火花を飛ばせないので、定期的に点検し、必要に応じて清掃・交換するようにしましょう。
:チェーンを調整・交換する!
チェーンが伸びていたり、オイルが切れて錆びていたりすると、後輪に動力が伝わりにくくなり燃費の悪化を招きます。
また、そのまま走行しているとチェーンが外れ、大きな事故につながるリスクもあります。
バイクに乗っていれば、チェーンが伸びてしまうのは仕方のないこと。
定期的に点検・手入れをして、伸びたままの状態にしないことが大切です。
チェーンの手入れを行う際は、チェーンに適度な遊びがあるかを確認し、ゆる過ぎたりきつ過ぎたりする場合は適切な遊び量へと調整しましょう。
燃費を向上させるバイクの走行テクニック
バイクは日々の手入れ次第で燃費が変わってきますが、「走り方」も燃費に大きな影響を与えます。
以下の3つのポイントを心がけ、燃費の良いスマートな走り方を身に付けましょう。
急発進&急停車を避ける!
急発進・急停車はバイクの燃費を悪化させる大きな原因になります。
アクセルは一気に開けず、エンジンの回転数に合わせて徐々に速度を上げていくようにしましょう。
これを意識するだけで、無駄なガソリン消費を抑えることができます。
同様に、ブレーキングも急な減速・停止を控えることが重要です。
丁寧なブレーキングで減速・停止ができれば、結果的にガソリンの消費が抑えられ、燃費向上につながります。
また、エンジンブレーキも少ない負担で減速できるため、燃費に良い影響を与えます。
不要なアイドリングを避ける!
バイク停車時の空ぶかしや長いアイドリングは、無駄にガソリンを消耗するだけ。
冬場にエンジンをかけた後などは、ある程度のアイドリングが必要ですが、それ以外でのアイドリングは燃費の悪化を招くだけでなくエンジンにも負担がかかるなど、良いことは一つもありません。
不要なアイドリングを控えることが燃費向上への近道です。
合っていないギア・回転数で走らない!
加速するときにレッドゾーンの直前まで回転数を上げたり、逆に回転数が低いのにギアを落とさずに加速したりする走り方は、バイクの燃費を悪化させる原因になります。
回転数が低すぎても高すぎても燃費に悪影響を及ぼすので、常に最適なギア・回転数で走るようにしましょう。
一般的には、トップギアに入れた後、一定のスピードで走るのが燃費の良い走り方だと言われます。
バイクの燃費改善につながる日頃からの心がけとは?
バイクのコンディションが悪かったり、どこかに不具合の元が隠れていたりすると燃費が悪くなってしまいます。
それを避けるには、普段からバイクの状態をチェックして、こまめな手入れをすることが大切です。
バイクの不具合は、外観を眺めるだけでも発見できることがあります。
日頃の洗車やグリスアップから、車両の細かい変化に気付くこともあるはずです。
トラブルのサインに早く気付いて、早く手入れを行い対処できれば燃費の悪化は避けられます。
なお、基本的な手入れは自分で行うのがベストですが、なかには専門的な知識・技術を要するメンテナンスもあります。
確かな知識を持たないまま難易度の高いメンテナンスをすると思わぬ故障につながることがあるので、自信のないメンテナンスはプロに任せるのが賢明です。
屋内自走型のバイク駐車場を展開するアイドゥでは、バイクのメンテナンスサービスもおこなっています。詳しいサービス内容は、以下のページをご覧ください。
>> メンテナンスサービス|二輪駐車場ならバイクパーキング アイドゥ
https://www.yes-i-do.co.jp/merit/maintenance.html
燃費を意識すればバイクの寿命も延びる!
昔から「バイクは燃費が悪い乗り物」というイメージがありますが、最近のバイクには「燃費が悪い」というイメージは当てはまりません。
近年、バイクの性能は著しく向上しており、燃費の優れたバイクが次々と登場しています。
今回ご説明したように、こまめな手入れをすることでさらに燃費は向上します。
また、メンテナンスは維持費の節約にもつながりますし、バイクの寿命を延ばすことにもつながります。
バイクのメンテナンス方法に関しては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
>> バイクの寿命を延ばすには点検・メンテナンスを徹底して故障を減らすのが鉄則!
また、ライダーの心がけや乗り方次第で燃費はもっと良くなりますし、燃費向上を意識してバイクに乗ることは安全運転につながります。
安全かつ燃費の良い走り方で、バイクライフをエンジョイしましょう!
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