昨今、都内を中心に増えているのがコンテナ型のバイク駐車場です。もともと、貨物を入れて輸送するための「コンテナ」にバイクを保管するタイプの駐車場で、1台ごとに密室空間になっているのが特徴です。コンテナ型のバイク駐車場が増加する一方で、早期に解約をする人も少なくありません。今回は、コンテナ型の駐車場に大型バイクをとめるメリット・デメリットについて解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
コンテナ型のバイク駐車場が注目されている理由
近年のバイクブームによってバイクを購入する人が増えている一方で、都市部を中心に「バイクの駐車場不足」が課題になっていました。同時に、土地の有効活用に悩む地主も少なくありませんでした。そこで注目されるようになったのが、狭いスペースにも設置可能なコンテナ型のバイク駐車場です。こうして、土地活用の新しい選択肢としてコンテナ型のバイク駐車場が増えていきました。
コンテナ型のバイク駐車場は、従来、貨物を輸送するために使われる「コンテナ」にバイクを保管します。一つひとつのスペースが密室空間になっており、個別に施錠するのが一般的なバイク駐車場との大きな違いです。自分専用の空間にバイクを保管できるのは、コンテナ型駐車場のメリットだと言えるでしょう。また、風雨をしのげることや、一般的なバイク駐車場に比べてセキュリティ性が高いことも利点です。一方で、コンテナ型であるがゆえの弱点があるのも事実です。
コンテナ型の駐車場に大型バイクをとめるデメリット・懸念点
コンテナ型の駐車場に大型バイクをとめるうえでは、以下のようなデメリット・懸念点を押さえておかなければいけません。
デメリット1:高温多湿でバイクが傷みやすい
コンテナ型のバイク駐車場は雨風をしのぐことができますが、狭い密室空間であるため、どうしても湿気がこもりがちです。特に、梅雨時期から夏場にかけては、コンテナ内の温度・湿度は想像を絶するほどに高くなります。金属パーツはサビやすく、シートにはカビが生えやすく、タイヤなどのゴム系パーツは劣化しやすいという、バイクにとっての悪条件が揃った環境になります。
「風雨をしのげるから」「愛車のコンディションを保ちたいから」といった理由で、コンテナ型のバイク駐車場を選ぶ人は多くいます。しかし、実際に利用してみたら短期間でバイクが傷んでしまったために解約する人も少なくないようです。バイクが傷みやすいことは、コンテナ型駐車場の最大のネックだと言えるでしょう。
デメリット2:スペースが狭い
コンテナ型のバイク駐車場は内部のスペースが狭いです。大型バイクは全長・全幅ともに大きいため、車種によっては、あるいはコンテナのサイズによっては収まりきらないこともあります。コンテナ内に収まる場合もスペースの余裕はほとんどないため、バイクの取り回しが難しく、コンテナ内で倒してしまうおそれもあります。立ちごけをしてしまった場合、コンテナ内の限られたスペースでバイクを起こすのは簡単ではありません。
また、バイクをいじるのが好きな人は、メンテナンスに使う工具類やケミカル類、パーツなどをバイクのそばに置いておきたいものです。しかし、コンテナ型の駐車場はスペースが狭小です。ヘルメットやグローブ程度であればバイクの上に載せておけますが、それ以上の荷物となるとコンテナ内に保管するのは難しいでしょう。
デメリット3:セキュリティ面に不安がある
コンテナ型のバイク駐車場は、セキュリティ性に優れているように見えますが、基本的にはシャッターに鍵が付いているだけのシンプルな仕組みです。油圧カッターなどで鍵を破壊されたら、シャッターは簡単に開けられてしまいます。また、シャッターそのものが破壊されるリスクも考えられます。
一般的な屋外のバイク駐車場に比べたら盗難リスクは低いものの、プロの窃盗団の標的にされてしまったら太刀打ちするのは困難です。過去には、コンテナごとクレーンで吊り上げられ、トラックで運び去られるという盗難事件も起きています。ここまで大胆な手口だと、たとえ周囲に人がいても「バイクを盗んでいる」とは思わないでしょう。
デメリット4:出入りがストレスになる
コンテナ型のバイク駐車場は出入り口に段差があるため、通常はスロープやラダーレールを使って出入りします。スムーズに出入りできないことが、ストレスになる場合もあるようです。また、段差が大きく急傾斜になっていると、バランスを崩してバイクを倒してしまうおそれもあります
デメリット5:メンテナンスや洗車はできない
コンテナ型のバイク駐車場はスペースが狭いため、愛車のメンテナンスや洗車をすることはできません。コンテナの外に出せば作業できそうに思えますが、多くの場合、コンテナ外でのメンテナンスや洗車は禁止されています。
デメリット6:料金が比較的高い
コンテナ型のバイク駐車場は、一般的なバイク駐車場に比べて駐車料金が高めです。月額10,000~20,000円程度が相場です。
大型バイクをとめるならアイドゥのバイクパーキングへ
アイドゥのバイクパーキングは「大型バイクのためにつくられた駐車場」です。大型バイクのオーナー様にとっての「安心」「快適」「便利」「楽しい」をとことん追求しています。
徹底したセキュリティ対策で24年間超「盗難ゼロ」を実現
アイドゥのバイクパーキングはすべてが屋内駐車場であり、外観からはバイクの駐車場であることが分からないようになっています。バイクの存在自体を隠すことで、盗難のリスクを最小限にしています。
さらに、すべての駐車場にはALSOKと共同開発した世界に一つのセキュリティシステムを導入しています。このシステムが破られた前例はなく、25年近くにわたって「盗難ゼロ」を実現しています。外部からの不正侵入など、異常を検知した際にはALSOKの警備員が即座に駆けつけるため、万が一の際も安心です。
大型バイクも悠々と取り回しできる広いスペース
アイドゥのバイク駐車場は、大型バイクを前提に設計されており、各区画はハーレー・ダビッドソンのツーリングタイプ(FL系)を停めてもまだ人が楽に出入りできる程のゆったりとしたスペースを確保しています。コンテナ型の駐車場には収まりきらない大型バイクでも、ストレスなくとめることができます。通路も広々としているため、出入りする際に他のバイクと接触する心配もありません。
自分の区画でメンテナンスやカスタムを楽しめる
アイドゥのバイク駐車場は各区画にスペースのゆとりがあるため、愛車のメンテナンスやカスタムをすることも可能です。加えて、駐車場内には共用の工具やエアーコンプレッサーを備え付けてあり、区画ごとに電源コンセントも設置しています。また、一部の駐車場には水道があるため、洗車も可能です。
ライディングギアや工具は置きっぱなしでOK
アイドゥのバイク駐車場は、ゆとりのある区画設計に加え、棚やロッカーを備えているところもあります。そのため、ヘルメットやグローブ、ブーツ、工具、ケミカル類、カスタムパーツなどを置きっぱなしにすることができます。バイクに関連するアイテムを一箇所にまとめておける利便性の高さが、多くの方に選ばれている理由の一つです。
まとめ
昨今、コンテナ型のバイク駐車場が増えていますが、大型バイクや高級バイクのオーナー様にとっては、看過できないデメリットがあるのも事実です。「絶対に愛車を盗まれなくない」「バイクの劣化を防ぎたい」「駐車場でメンテナンスをしたい」といった方は、ぜひアイドゥのバイクパーキングをご検討ください。
アイドゥは、東京・神奈川・千葉で35箇所のバイクパーキングを展開しています。今後も、ライダーのみなさまのニーズに合わせて増設・拡大していく予定です。
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