バイクを持っている人なら盗難対策は必須であり、特に高級バイクや大型バイク、ビンテージバイクに乗っている人は厳重な対策をする必要があります。とはいえ、様々な方法・アイテムが登場している昨今、どのような盗難対策が効果的なのかを見極めるのは簡単ではありません。今回は、バイクの盗難対策として一般的な方法について解説していきます。
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バイクの盗難対策の主な方法
バイクの盗難対策として一般的な方法についてご説明します。
バイク盗難対策①バイクカバー
バイクカバーは基本的にバイクを雨や埃から守り、美しく保つために用いるアイテムですが、盗難対策としても一定の効果が期待できます。バイクカバーをかけておけばバイクが目立たず、盗難リスクを低減することができます。
ただし、バイクカバーは諸刃の剣でもあります。たしかに、盗難対策として「バイクを隠すこと」は重要ですが、一方で外から見える場所であれば「そこに何らかのバイクがとまっていること」は分かります。しかも、カバーをかけていることで「高級バイクなのではないか?」「新車なのではないか?」などと逆に目立ってしまうケースもあります。
また、バイクカバーをかけていると、中身(バイク)の異変に気付きにくくなります。たとえば、冬場など長期間バイクに乗らない間にパーツを盗まれていても、外見はいつもと変わらないので犯行に気付くのが遅れてしまいます。
バイク盗難対策②ロック
バイクの盗難対策としてロックは定番の方法であり、U字ロック、ワイヤーロック、チェーンロック、ディスクロックなど様々な種類のロックが販売されています。二重にロックをかけている人もいますし、ガードレールや柵、フェンスなどの工作物とバイクをつなぐ、いわゆる「地球ロック」をかけている人もいるでしょう。このように適切なロックを使うことで盗難の抑止力になり、盗難リスクを低減することができます。
しかし、プロの窃盗団に狙われてしまったらこのようなロックは無意味であり、油圧カッターやグラインダーなどで瞬く間に切断されてしまうでしょう。ディスクブレーキに取り付けてタイヤが回転しないようにするディスクロックも、窃盗団の前ではあまり意味がありません。というのも、窃盗団はバイクを運転して持ち去るわけではなく、トラックなどに載せて持ち去るからです。ディスクロックをかけていてもバイクごとクレーンで吊り上げられてしまったら、どうしようもありません。
また、窃盗団にとってバイクの車輪はそれほど重要ではありません。そのため、地球ロックをかけていたバイクの前輪だけがその場に残され、車体を持ち去られたという事例もあります。
バイク盗難対策③防犯カメラ
バイクの盗難対策として防犯カメラも一般的になっています。防犯カメラがあることで盗難の抑止力になることは間違いありませんが、やはりプロの窃盗団の前では効果は期待できません。
プロの窃盗団は必ず下見をしたうえで犯行に及びます。下見のときに防犯カメラの有無をチェックしますし、防犯カメラを見つけたなら、犯行時は帽子やマスクで変装したり、カメラそのものを破壊したり物理的にふさいだりしてきます。
もちろん、防犯カメラに気付かずに犯行に及んだ場合は、防犯カメラの映像が盗難の証拠になりますが、バイク盗難事件の検挙率は20%に満たないレベルです。警察に証拠を提出しても、バイクは戻ってこないと考えておいたほうが良いでしょう。盗まれたときの証拠を残すことより、盗まれないようにする対策のほうが重要です。
バイク盗難対策④GPS
バイクの盗難対策として車両にGPSを付ける人もいます。バイクにGPSを付けるメリットは、盗難に遭ったときにバイクのある場所を特定し、追跡できることです。
ですが、このメリットを享受できるシーンは限られてくるでしょう。プロの窃盗団がGPSに気付けば、即座に外すなり壊すなりするはずです。仮にGPSが付いたままになっていても、盗難に気付くのが遅れたらバイクは海外まで運ばれてしまいます。GPSによって盗まれたバイクが海外にあることを確認できても後の祭りであり、もはやどうすることもできません。
バイク盗難対策⑤防犯アラーム
バイクに防犯アラームを取り付けるのも盗難対策の一つです。一般的な防犯アラームは、車両の振動や傾きを感知して大音量で警報を鳴らす仕組みになっており、警報によって盗難やいたずらを断念させようという狙いがあります。
たしかに、防犯アラームが鳴れば、衝動的な盗難やいたずらを抑止することができるでしょう。ですが、相手がプロの窃盗団になると話は変わってきます。窃盗団からしたら防犯アラームが仕掛けられていることくらいは想定済みなので、アラームが鳴ってもひるむことはありません。落ち着いてアラームを止め、何食わぬ顔で犯行に及ぶでしょう。
バイク盗難対策⑥人目の多い場所に保管する
たとえば、駅前の駐車場を借りたり大通り沿いの駐車場を借りたりと、人目の多い場所にバイクを保管することは防犯対策として一定の効果があると言われます。通行人が多い場所はいろんな人の目があるので、盗難の抑止力になるでしょう。
しかし、プロの窃盗犯は人目の多い場所でも堂々と犯行に及ぶことがあります。あたかも「自分のバイクが故障したので運んでいる」「仕事でレッカー作業をしている」というような雰囲気で、堂々とバイクをトラックに積み込んで盗み去るという事件も起きています。
「最強の駐車場」にバイクをとめれば他の盗難対策は不要!
ここまでご紹介したとおり、様々な防犯対策がありますが、目を付けたバイクは容赦なく盗み去っていくのがプロの窃盗団です。プロの窃盗団から愛車を守るためには、バイクの存在を隠すことが何よりも重要です。そもそも「そこにバイクがあること」が分からなければ、窃盗団にマークされることもありません。バイクを隠そうと思ったら、屋内型の駐車場を借りるのが賢明です。
アイドゥは東京を中心とした首都圏で、屋内自走型のバイク駐車場を展開しています。どの駐車場も看板を出しておらず、ホームページでは市・区レベルで場所をご案内していますが、住所は公開していません。これは、契約者様のバイクを隠すことを第一のセキュリティ対策としているからです。
もちろん、駐車場には厳重すぎるほどのセキュリティ対策を施しています。ALSOKと共同開発した世界に一つしかないセキュリティシステムを導入することで、開業以来約20年間、「盗難ゼロ」をキープし続けています。
契約者様は、このような感じでバイクをとめています。
バイクにカバーをかける必要はありませんし、ロックも不要です。ある意味、駐車場そのものが巨大な「カバー兼ロック」になっているので、個々のバイクの盗難対策は不要です。バイクを使うたびに煩わしい防犯対策をするのは面倒だという方は、ぜひアイドゥのバイクパーキングをご利用ください。
アイドゥのバイクパーキングの特徴や、駐車場一覧(料金・空き状況など)は以下からご確認ください。
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