バイクを買った人、もしくはこれから買う人が懸念するのが「盗難」のリスクです。二輪車の盗難件数は減少傾向にありますが、これは原付の盗難件数が減っていることが大きいと言われており、やはり市場価値が高く人気のあるバイクは盗難に遭いやすいという現状があります。今回は、盗難の多いバイクの車種やエリア(都道府県)などについて解説していきます。
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盗難が多いバイクの車種ランキング
盗難が多いバイクの車種に関する公的なデータはありませんが、参考になりそうなのが「保険加入者」の多い車種です。バイク保険の加入者数は、その車種の盗難リスクを示す一つの指標になるでしょう。バイクの盗難保険を取り扱う「ZuttoRide Club」が公表している加入車種ランキング(2017年6月ZRデータ)は以下のようになっています。
※参考:盗難保険プラン | ZuttoRide Club(ずっとライド クラブ)| バイク盗難保険・ロードサービス
一般論になりますが、次のようなバイク・車種ほど盗難のリスクが高くなると考えられます。
- 外車(輸入車)
- 旧車・ビンテージバイク
- 高価格帯のバイク
- 高性能エンジンを搭載したバイク
- 最新テクノロジーがふんだんに搭載された高性能なバイク
- 高価なパーツを多用してカスタムされているバイク
- コレクターアイテムとして評価が高いバイク
これらのバイクは市場価値が高く、高価格で取引されるため、裏を返せば盗難リスクが高いバイクだと言えます。主要なメーカーごとに、盗難のリスクが高いと考えられる車種を見ていきましょう。
ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)
- ビンテージハーレー(1940年代から1960年代にかけてのモデル)
- Fat Boy 114
- CVO Limited
BMW
- K 1600 GTL
- HP4 Race
- R 1250 GS Adventure
ドゥカティ(Ducati)
- Panigale V4 R
- Streetfighter V4
- Superleggera V4
ホンダ
- RC213V-S(レーシングマシンをベースに製造された限定車)
- CBRシリーズ
- CBシリーズ
ヤマハ
- YZF-Rシリーズ
- XJRシリーズ
スズキ
- GSX-Rシリーズ
- SVシリーズ
カワサキ
- Ninjaシリーズ
- Zシリーズ
バイクの盗難件数
日本におけるバイクの盗難件数(2018年~2022年)は以下のとおりです。
※参考:警察庁犯罪統計資料
このように、バイクの盗難件数は年々減少傾向にありますが、これは原付の盗難件数が減っていることが大きいと言われています。あいかわらず市場価値が高く人気のあるバイクは盗難に遭いやすく、1日に20台以上のバイクがどこかで盗まれているのが現状です。
また、検挙率も低く、2019年は20%を超えていますが、その他の年は10%台を推移しています。盗まれたバイクが戻ってくることは、ほとんど期待できません。
バイク盗難が多い都道府県ランキング
上述のとおり、2020年のバイク盗難件数は9,018件でした。これを都道府県別で多い順にランキング化すると以下のようになります。
※参考:警察庁犯罪統計資料
また、やや古いデータになりますが、都道府県別で人口10万人あたりの盗難認知件数が多い順にランキング化したものが以下です。
※参考:警察庁犯罪統計資料「平成26年 都道府県別オートバイ盗難発生率(人口10万人あたりの盗難認知件数)」
バイク盗難の発生場所ランキング
バイク盗難が多い場所に関しては、警視庁がデータを公開しています。住宅、つまり自宅でバイクを盗まれるケースがもっとも多いことが分かります。
※参考:警視庁犯罪統計資料「平成26年 オートバイ盗の発生場所別認知件数」
バイク盗難対策の正解は「セキュリティ万全の屋内駐車場」
衝動的にバイクを盗む人もいますが、このような例は少なく、多くの場合、バイクを盗難する人は「転売すること」を目的としています。そのため、高価なバイクや新車のバイク、人気の高いバイクはどうしても狙われやすくなります。
ロックや防犯カメラ、GPSなど様々な防犯対策がありますが、プロの窃盗団に目を付けられてしまったら、このような対策は無意味です。プロの窃盗団から愛車を守るためには、「そもそもバイクがそこにあることが分からないこと」が重要であり、そのためには屋内型のバイク駐車場を借りる必要があります。
アイドゥは東京を中心とした首都圏で屋内型のバイクパーキングを展開していますが、どの駐車場も看板は出していません。ホームページでは市・区レベルで場所をご案内していますが、住所は公開していません。これは、契約者様のバイクを「隠す」ことを第一のセキュリティ対策としているからです。もちろん、駐車場には超厳重なセキュリティ対策を施しており、ALSOKと共同開発した世界に一つしかないセキュリティシステムを導入することで、開業以来約20年間、「盗難ゼロ」を実現しています。
アイドゥのバイクパーキングの特徴や、駐車場一覧(料金・空き状況など)は以下からご確認ください。
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