最近はバイクにUSB電源を取り付けるライダーが増えています。バイクにUSB電源があれば運転中にスマホを充電できるのはもちろん、ナビやドラレコ、電熱ウェアなど、充電が必要な機器類を増設するときにも役立ちます。今回は、バイクにUSB電源を取り付けるメリット・デメリットのほか、バイク用USB電源の選び方やおすすめ製品などについて解説していきます。
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バイクにUSB電源を取り付けるメリット
バイクの運転中、スマホを充電するだけならモバイルバッテリーを持っていれば済みますが、近年はナビやドラレコ、ETC、グリップヒーターや電熱ウェアなど電源が必要な機器類が増えています。このようなアイテムを増設するたびに車両のバッテリーから電源を取り出すのは手間がかかります。
そこで今、多くのライダーが取り入れるようになっているのがバイク用のUSB電源です。バイクにUSB電源を取り付けるメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
スマホやドラレコ、ETCなど様々な機器を充電できる
バイクにUSB電源を取り付けることで車両から電源が供給されるようになるので、車両のバッテリーが生きている限り、充電を続けることができます。運転中にスマホを充電できるのはもちろん、ナビやドラレコ、ETC、グリップヒーターや電熱ウェアなどの機器類も充電が可能です。モバイルバッテリーの残量を気にすることなくツーリングを楽しめるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
機器を増設するたびに電源を取り出す必要がない
バイクにUSB電源を取り付けておけば、電源が必要な機器を増設するときに車両から電源を取り出す必要がなくなります。USB端子が複数設けられている製品であれば、いくつかの機器を同時に充電したり、使い分けたりすることも可能です。
バイクから離れるときに機器を外して持ち運べる
バイクのバッテリーから電源を取り出している場合、通常は接続している機器類を持ち運ぶことはできません。高価なナビやドラレコなどを取り付けている場合は、バイクを離れるときに盗難の不安を感じる方もいるでしょう。しかし、USB電源で接続していれば、バイクから離れるときに機器を外して持ち運ぶことができます。機器の盗難防止という観点でもバイク用USB電源は有効です。
バイクにUSB電源を取り付けるデメリット・注意点
バイクのバッテリーが上がる可能性がある
バイクにUSB電源を取り付けたとき、懸念されるのがバッテリーにかかる負担が増すことです。接続する機器の数が多かったり、電力消費が大きい機器だったりすると、バッテリーに大きな負担がかかるでしょう。そのため、車両のバッテリーの状態によってはバッテリーが上がってしまう可能性も考えられます。
万が一、バッテリーが上がってしまった場合の対処法は以下の記事で押さえておきましょう。
初心者が取り付けるのは難しい
バイクにUSB電源を正しく取り付けるためには、配線処理の知識が必要になります。そのため、知識のない初心者の方が一人で取り付けるのは難しいかもしれません。
バイクは振動が多く、過酷な環境で使われる乗り物なので、安易に配線処理をするのはリスキーです。配線不良によって接続した機器に充電ができないだけならまだしも、バイクの電子部品が故障したり、最悪の場合はスパークを起こして車両から発火したりするおそれもあります。
バイク用USB電源の選び方
給電の制御方法で選ぶ
バイク用USB電源は、給電の制御方法の違いによって「ACC連動タイプ」と「バッテリー直結タイプ」の2種類に分けられます。
ACC連動タイプは、キーをONにしているときだけ通電するUSB電源です。キーがOFFになっていれば通電されないので、バッテリー上がりのリスクを軽減できます。一方、バッテリー直結タイプの場合は、エンジンを切っていても機器が接続されていれば充電され続けます。そのため、バッテリー上がりに注意しなければいけません。
端子数をチェックする
バイク用USB電源の端子が多ければ、それだけ充電できる機器が増えます。スマホ以外にも充電が必要な機器がある人や、長距離ツーリングに出かけることが多い人は、端子数が多い製品を選ぶのが良いでしょう。ただし、端子数の多いUSB電源は車両のバッテリーに負荷がかかったり、充電パワーが落ちたりするケースもあるので、製品のスペックや注意点をよく確認するようにしてください。
防水性能をチェックする
バイク用USB電源を購入する際は、防水性能のチェックもお忘れなく。防水性能の低いUSB電源は、雨に濡れることで故障してしまう可能性があります。防水レベルは「IPX」という基準があり、0~8までの数値で表されます。数値が大きい製品ほど防水レベルが高くなりますが、バイク用のUSB電源であればIPX4以上がおすすめです。また、USBの端子部分にキャップが付いていると安心です。
バイク用USB電源のおすすめ製品
DAYTONA(デイトナ)「バイク専用電源メインキー連動USB」
メインキーと連動してON/OFFが切り替わるUSB電源です。スマホやタブレットの充電も余裕の出力で、1ポート5V/2.4A出力を実現。電源の取り出しは、ブレーキスイッチの平端子に割り込ませるだけなので簡単です。取り付け方法は、ハンドルクランプと貼付式から選べます。差し込み口を覆う防水樹脂キャップがあるので、急な雨のときも安心です。
KAEDEAR(カエディア)「MOTOチャージャー USB-A 5V3.1A ×2 KDR-M2A」
USB電源を2ポート搭載したデュアルUSBモデルです。5V/3.1A(15W)の出力は、スマホの充電だけでなくドラレコからインカムまで様々なバイク用品の充電に最適な出力です。USBポートはストレスのないスムーズな差し心地。LEDインジケーターランプがあるので、通電状態を目視で確認することができます。
KIJIMA(キジマ)「SBポートKIT USBx2 トータルDC5V/4A ハンドルクランプ」
クランプタイプで簡単に固定できるバイク用USB電源です。付属のゴムシートを使用することで、標準ハンドル(22.2mm)にもインチハンドル(25.4mm)にも装着可能。供給容量は最大4A(2ポートの合計)なので、スマホなどの充電にも最適です。キャップをすることでLEDランプが消灯し、バッテリーへの負担を軽減するオートオフ機能が付いています。
まとめ
バイクにUSB電源が付いていると、街乗りはもちろん、特に長距離ツーリングで大きなメリットを実感できるはずです。スマホの充電だけでなく、他の機器を導入するときの選択肢も広がるので、ぜひ愛車にUSB電源を取り付けてみてはいかがでしょうか。USB電源を取り付けることで、以下のような機器を気軽に使えるようになるでしょう。
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