屋外にバイクを駐めている人ならバイクカバーは必需品ですが、バイクカバーが100%愛車のためになっているとは限りません。今回は、バイクカバーの重要性とともにデメリットにも着目して解説していきます。バイクカバーの選び方やおすすめ製品も紹介していますので、買い替えをご検討の方はぜひご一読ください。
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バイクカバーの重要性
バイクカバーの役割は大きく3つあります。第一が、バイクを盗難から守ることです。バイクの防犯対策の鉄則はバイクを隠すことです。窃盗を企てる側は「どのくらいの価値のあるバイクなのか?」「どのくらいのセキュリティレベルで守られているのか?」を確認したうえで犯行に及びます。バイクにカバーをかけていれば車種もセキュリティレベルも分からないので、それだけで犯行の抑止力になります。
2つ目が、バイクを汚れから守ることです。バイクカバーをかけていれば粉塵による汚れや雨染み、鳥の糞などを防ぐことができ、きれいな状態を維持することができます。
3つ目が、紫外線による劣化を防ぐことです。樹脂製のカウルやレザーのシート、ゴム製のパーツなどは紫外線を浴び続けると劣化が進みますが、バイクカバーをかけていれば劣化を食い止めることができます。
バイクカバーのデメリットとは?
このように、屋外に駐めているバイクにはバイクカバーが必須ですが、以下のようなデメリットも認識しておかなければいけません。
バイクカバー内に湿気がこもって錆びやすくなる
バイクカバーをかけていればバイクが雨に濡れるのを防ぐことができますが、逆に、カバー内部には湿気がこもりやすくなります。そのため、バイクカバーをかけたまま長期間放置しているとバイクが錆びやすくなります。
バイクカバーをかけているといたずらに気付きにくい
バイクカバーをかけていると、中身(バイク)の異変に気付きにくくなります。たとえば、長期間バイクの乗らない間にバイクにいたずらをされたりパーツを盗まれたりしても、外見はいつもと変わらないので犯行に気付くのが遅れます。
バイクカバーとの摩擦でバイクに細かい傷が付く
バイク本体やバイクカバーの内側には細かい砂や粉塵が付いています。そのため、バイクカバーを着脱するたびに擦れてタンクやカウルに細かい傷が付きます。また、保管している間も、風でカバーがバタバタと煽られることで摩擦が生じて傷が付く原因になります。
バイクカバーが強風を受けるとバイクが倒れるリスクがある
バイクカバーをかけていると、台風などの強い風によってカバーが船の帆のように大きな力を受けて、バイクごと倒れてしまうリスクがあります。バイクが倒れたら車両の損傷は免れません。
バイクカバーの着脱自体がストレスになる
走行後はマフラーやエンジンが高温になっており、すぐにバイクカバーをかけると溶けてしまうため、冷めるまで待つ必要があります。バイクが雨に濡れたときも、そのままカバーをかけると錆びる原因になるため、乾くまで待たなければいけません。このようにバイクカバーの着脱は何かと面倒なことが多く、ストレスになりがちです。
バイクカバーの選び方・チェックポイント
防水性
安価なバイクカバーは防水性が低く、雨水が浸入しやすい傾向にあります。バイクカバーの防水性は生地の種類やグレード、表面のコーティングや縫製の精密さなどによって変わってきます。一般的に、厚手の生地のほうが防水性能に優れていますが、そのぶんカバー自体は重くなります。
通気性
バイクカバーの内部には湿気がこもりやすく、バイクが錆びる原因になってしまいます。錆びを防ぐためには、通気口(ベンチレーション)が付いていて、湿気が逃げやすいバイクカバーを選ぶことが重要です。
防炎性
走行後はエンジンやマフラーが高温になっているため、そのままバイクカバーをかけると溶けてしまうことがあります。だからと言って、冷めるまで待つのはちょっと・・・という方は、防炎性に優れたカバーを選ぶのが良いでしょう。
耐久性
生地や縫製のクオリティが高いバイクカバーは、そのぶん寿命も長くなります。また、防水性と同様にカバーの厚みがあるほど耐久性も高くなります。逆に、安価なバイクカバーは数ヶ月で破れたり穴が空いたりすることがあります。長く使いたいなら、1,000円台、2,000円台のバイクカバーは避けたほうが良いでしょう。
おすすめのバイクカバー
KOMINE「AK-100 スポーツバイクカバー」
エンジンやマフラーが高温な状態で使用しても溶けにくいバイクカバーです。全面に耐熱加工を施した特殊生地を使用。装着が簡単で、防犯対策としても最適なアイテムです。
ヤマハ「バイクカバーFタイプ」
防炎素材を使用したバイクカバーです。両サイドに立体大型ベンチレーションが設けられているため、カバー内の湿気を効果的に逃がすことができます。また、2色の切返しデザインになっているため、装着時に前後の位置がひと目で分かります。
Barrichello(バリチェロ)「バイクカバー 8サイズ 厚手生地 300D」
生地には、キャンプ用テントシートにも採用される最高級の「オックス300D」を採用。表面には撥水加工が、縫い目には二重縫製が施されています。ミラー付近には耐湿通気ダクトがあり、雨天走行後の蒸れやすい状況でも通気性を確保しています。
屋内駐車場ならバイクカバーは不要!
屋外の駐車場にバイクを駐めているならバイクカバーは必須ですが、屋内駐車場なら雨にも濡れず、紫外線にもさらされないので、バイクカバーをかける必要はありません。バイクカバーの着脱が面倒だという方は、カバーなしでも愛車をきれいに保てる屋内駐車場を検討してみてはいかがでしょうか。
アイドゥは東京を中心とした関東エリアでバイク駐車場を展開していますが、すべてが屋内駐車場です。出入り口のシャッターにはALSOKと共同開発したセキュリティシステムを導入。このセキュリティシステムが破られたことは一度もなく、20年以上にわたって盗難件数ゼロを実現しています。そのため、盗難防止のためにバイクカバーをかける必要もありません。
まとめ
アイドゥのバイク駐車場は、1台1台に広々とした区画を確保しているのも特徴の一つです。大型バイクを駐めてもスペースには十分な余裕があるため、ヘルメットやジャケット、ブーツなどを置いている契約者様も多くいます。体ひとつで駐車場に来てツーリングに出発し、戻ってきたら、荷物を全部置きっぱなしにして体ひとつで自宅に帰れます。
アイドゥのバイク駐車場一覧や空き状況は、以下のページでご確認ください。
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