事故に遭わず無事に帰ることはすべてのライダーの共通の願いであり、ライダーの家族や恋人の願いでもあります。そんな願いを込めたお守りとして人気のアイテムが「ガーディアンベル」です。今回は、ガーディアンベルの由来やガーディアンベルのタイプ、取り付け位置などについて解説していきます。
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ガーディアンベルとは?その由来と効果
ガーディアンベル(Guardian Bell)は、ライダー向けの交通安全のお守りで、小さな鈴(ベル)の形をしたアイテムです。別名、「グレムリンベル(Gremlin Bell)」とも呼ばれます。
かつて、アメリカのライダーたちの間では、バイクの事故や故障は「道路に潜む悪魔(Evil Road Spirits)」の仕業だと言われていました。この悪魔を追い払うため、バイクにベルを付けるようになったのがガーディアンベルの起源です。ガーディアンベルは、道路に潜む悪魔をベルの中に閉じ込め、美しいベルの音色で道路に払い落とす効果があるとして、ライダーのお守りとして普及していきました。昨今は、バイクに乗らない人からも、普段のお守り・魔除けとして愛されているアイテムになっています。
ちなみに、ガーディアンベルの「ガーディアン(Guardian)」は、「守護神」や「番人」という意味があります。
ギフトとして人気のガーディアンベル
ガーディアンベルは、日本の「風鈴」にも似た繊細で心地良い音がします。サイズは直径が2.5cm程度、高さが3~4cm程度と小ぶりで、ギフトとしても人気があります。
ギフトとして人気があるのは、「人からプレゼントされたガーディアンベルは、その効力が2倍になる」という言い伝えがあるからです。そのため、アメリカではライダー同士がお互いの交通安全を願って、ガーディアンベルを贈り合う習慣があるようです。
ガーディアンベルは2,000~3,000円台のものが多く、気軽にプレゼントすることができます。また、後述するようにデザイン・絵柄が豊富にあるので、プレゼントする相手に合ったデザインを選べるのも魅力の一つです。
ハーレー乗りのお守りとして広まったガーディアンベル
ガーディアンベルはアメリカで生まれ、最初はハーレー乗りの間で流行しました。そこから日本に入ってきたわけですが、日本でもハーレー乗りがガーディアンベルを付けていることが多いので、「ハーレーのお守り」と思っている人も多いようです。
しかし、バイクでの安全・無事を願うのはハーレーに限らず、あらゆるバイクに乗るライダーに共通する思いです。ハーレー以外のバイクにガーディアンベルを付けるのはおかしなことではありませんし、実際に付ける人も増えています。どんなバイクにも似合うアイテムなので、車種は気にする必要はないでしょう。
ガーディアンベルの素材
ガーディアンベルの素材として使われているのは、主に「ピューター」「真鍮」「シルバー」です。このなかでも、もっとも多く使われているのがピューターです。ピューターはスズを主成分とする合金で、色は銀色(青灰色)で、長年使ってもほとんどサビや変色がなく、価格もお手頃です。
シルバーもピューターと同じく銀色で美しい光沢がありますが、経年とともに変色して黒ずみが目立つようになります。価格も高価なので、一部のガーディアンベルにしか使われていません。
真鍮は銅と亜鉛の合金で、くすんだ金色をしています。日本の5円玉が真鍮製なので、5円玉の色をイメージすると分かりやすいでしょう。真鍮も経年によってサビて黒ずんできますが、比較的安価で特徴的な色をしているので、ガーディアンベルとしても人気の素材です。
ガーディアンベルのデザイン・絵柄
ガーディアンベルのデザイン・絵柄は、非常にバリエーションが豊富です。ガーディアンベルは、もともとはアメリカの「ガーディアンベル社」が作った製品のことを言っていましたが、今はガーディアンベル社以外にもガーディアンベルを製造・販売している会社が増えていることもあり、「バイクに付ける鈴型のお守り」として一般名称になっています。ガーディアンベル社の製品だけでも200種類以上のデザイン・絵柄があるので、他社製のものも含めたら相当な種類になるでしょう。
デザインをカテゴリ分けするなら、「星座」「聖母・天使」「動物」「ハワイアン」「スカル」「バイク」「シンボル」「キャラクター」などに分類できるでしょう。特に動物系のガーディアンベルは、犬、猫、クマ、ゾウ、ライオン、イルカ、ブタ、サメのほか、蝶、鯉、サソリ、カメ、カエルなど非常に充実しています。また、ハーレーのロゴが刻印されたハーレー純正のガーディアンベルもあります。とにかくたくさんのデザイン・絵柄があるので、選ぶだけでも楽しいはずです。
ガーディアンベルギャラリー
アメリカのガーディアンベル社の製品から、いくつかピックアップしてご紹介します。
- Bald Eagle
- Celtic Cross
- Halo
- Ghost Rider
- Grenade
- Heart
- Praying Hands
- Dolphin
- Back the Blue
※引用:Guardian Bell manufacturers of the Guardian® Bell, made in the USA
画像は上記サイトから引用しています。
ガーディアンベルの取り付け位置
ガーディアンベルは、バイクのできるだけ地面に近い低い位置に付けるほうが効果があると言われています。これは、バイクの事故や故障を招く悪魔は道路に潜んでいると考えられているからです。
バイクのなかで道路に近い場所としては、エンジン下のフレームやスイングアーム、ステップやサイドスタンドなどが挙げられます。取り付けるのにちょうど良い位置がない場合は、ガーディアンベル専用のステーも販売されているので、うまく活用してみてください。
ただ、最近はハンドル回りにガーディアンベルを付ける人もいますし、バイクに付けないでバイクの鍵に付けてキーホルダーにしたり、ネックレスにして身に着けたりする人もいます。低い位置にこだわらず、自分の好みの場所に取り付けて良いのではないでしょうか。
ガーディアンベルはここで買う!
ガーディアンベルはAmazonなどのネット通販で購入することができますが、専門店で取り扱いが多いのがネオファクトリーです。ネオファクトリーはハーレー用カスタムパーツの専門店で、ガーディアンベルの正規ディストリビューターでもあります。300種類近いガーディアンベルを取り扱っています。
まとめ
バイクの免許を取った後輩へ、新しいバイクを買った友人へ、運悪くバイクのトラブルに見舞われてしまった仲間へ、ガーディアンベルを贈ってみてはいかがでしょうか。価格も手頃なのでプレゼントに最適ですし、何個持っていても嬉しいアイテムです。選んでいるうちに自分も欲しくなってくるはずなので、プレゼント用とご自宅用にぜひ1個ずつ、いかがでしょうか。
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