バイクのセキュリティ対策は、ある意味「イタチごっこ」。
防犯アイテム・盗難対策グッズは年々、高性能・高機能になっていますが、一方で窃盗犯の手口もますます巧妙化しているからです。
とはいえ、大切なバイクのためにも、防犯対策をあきらめるわけにはいきません。
当然のことですが、二重・三重にセキュリティ対策をしているバイクのほうが盗難・イタズラに遭うリスクは低くなります。
今回は、高級バイク、希少なバイク、大型バイクから原付に至るまで、大切な愛車を守るセキュリティ対策について解説していきましょう。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクの盗難事情を知る!毎日30台が盗まれている!?
バイクの盗難件数は年々減少傾向にありますが、それでもまだまだ多くのバイクが盗難被害に遭っています。
警視庁が公表している「令和2年1~7月犯罪統計」によると、7ヶ月で5,560件のバイク盗難が発生しており、1日に換算すると、約26台のバイクが盗まれていることになるのです。
なお、5,560件のバイク盗難のうち、検挙件数は864件(検挙率に換算すると15.5%)。
つまり、バイクを盗難した犯人の約8~9割は捕まらないということです。
そのため、もしもバイクを盗まれたら、高い確率で「戻ってこない」と考えたほうがいいでしょう。
最適なセキュリティ対策はバイクの特徴によって異なる
バイクの「盗まれ方」にはいくつかのパターンがあります。
「盗まれ方」を知っておくことは、適切なセキュリティ対策につながります。
バイクの特徴ごとに、盗難の手口や犯人の考え方を考察していきましょう。
高級バイクや希少な旧車
ハーレーやBMWなどの高級バイクや、希少な旧車などは高額で転売できるため、いわゆる「プロの窃盗団」の標的になりやすいバイクだと言えます。
極端な話ですが、家の前に200万円のハーレーを駐めておくことと、200万円の札束を置いておくことに大きな差はありません。
家の前に200万円の札束を置いておいたら、翌朝、そのまま残っているでしょうか?
高級なバイクや希少な旧車を駐めるときは、同じ価値のお金を置いているのと同じだという感覚を持ってください。
プロのバイク窃盗団は、入念なシミュレーションを重ねたうえで犯行に及びます。
油圧カッターやレッカー車など、盗難に必要なツール・設備を整えている窃盗団もいます。
このような窃盗団に目を付けられてしまったら、残念ながらバイクの盗難を防ぐのは難しいかもしれません。
いちばん大事なのは目を付けられないようにすること、つまり、バイクを「隠すこと」です。
バイクを隠す簡易的な方法は、バイクカバーをすることが挙げられます。
窃盗団は、たとえバイクがあることが分かっても、「どんなバイクなのか」が分からなければ犯行に及ぶ確率はとても低くなります。
また、後述しますが、駐車場を借りる場合も「見つかりにくい」という意味で屋内駐車場が最善の選択肢です。
こだわりのカスタムバイク
近年、盗難したバイクをそのまま売るよりも、分解してパーツごとに売る手口が増えています。
また、バイクそのものを盗むのではなく、マフラーだけ、ハンドルだけ、メーターだけなど、パーツをその場で取り外して盗難するケースも目立つようになりました。
パーツ盗難の被害に遭いやすいのは、やはり、立派なカスタムが施されているバイクです。
高価なパーツ、希少なパーツほど狙われやすいのは当然と言えるでしょう。
また、ハーレーなどカスタムパーツが豊富な車種も、転売しやすいことから標的にされやすい傾向にあります。
パーツの盗難対策も、やはりバイクを隠すことが最優先です。
ただし、パーツを盗難する犯人は、小遣い稼ぎを目的とした素人も多くいます。
プロに目をつけられたらほとんどの防犯グッズは無意味ですが、素人相手なら効果が期待できます。
ロックや防犯ブザー、防犯カメラなど、基本的な防犯グッズでセキュリティを向上させておきましょう。
大型バイク
大型バイクの盗難で意外と多いのは、クレーンで吊り上げてトラックでそのまま持ち去られるパターン。
「そんな大胆な手口…」と思う方もいるかもしれませんが、実際にクレーンを使ったバイクの盗難に遭った方は沢山います。
吊るされないようにするにはバイクの「地球ロック(アースロック)」が有効に思えるでしょう。
地面に直接固定されて動かないものとバイクを結ぶようにして鍵をかける「地球ロック」ですが、これもプロの窃盗団相手には無力です。
ロックした鍵そのものが簡単に切断されてしまいますし、場合によっては地球にロックされているタイヤを外し、タイヤを残したまま車体を吊り上げて持ち去るケースもあります。
ただし、プロの窃盗団はセキュリティの状況などを下見したうえで犯行に及びます。
場合によってはバイクに買取チラシを貼り付けて、ライダーがいつ剥がすかをチェックすることで、ライダーの行動習慣を把握しようとします。
それを踏まえると、運転しない日もバイクの様子を見に行くことは重要です。
大型バイクの盗難対策も、やはり「隠すこと」が鉄則。
隠せない場合は、できる限り盗難を手間取らせる工夫をしましょう。
窃盗犯は目撃されるリスクから盗難に時間をかけることをもっとも嫌うので、何重にもセキュリティ対策をしておくことでバイクの盗難を断念させられる可能性はあります。
原付などの小型バイク
原付などの小型バイクの盗難で多いのが未成年者による犯行です。
彼らは衝動的にバイクを盗むケースも多く、盗んだバイクにそのまま乗る傾向にあります。
盗難の手口としては、鍵穴にマイナスドライバーなどをねじ込んでエンジンをかけて持ち去るパターンが目立ちます。
原付などの小型バイクは毎日の足代わりとして使う人が多く、どうしても防犯対策が手薄になりがちです。
また、意外と多いのが「カギのつけっぱなし」による盗難被害です。
気の緩みから盗難に遭うケースが多いことは、ぜひ認識しておきましょう。
原付の防犯対策については鉄則として下記の2点の基本を徹底することが重要です。
- ・ハンドルロックをかける
- ・キーシャッターを閉じる
また、面倒でもU字ロックなどで二重にロックすることを心がけましょう。
最強のセキュリティ対策は屋内駐車場!
バイクカバー、二重ロック、防犯ブザー、防犯カメラ、GPSなどなど、バイクのセキュリティ対策は様々あります。
ですが、防犯グッズを充実させれば絶対安心ということはありません。
むしろ、あれこれ策を講じるより、安全な駐車場に駐めることが「最強の盗難対策」になりえます。
つまり、もっとも本質的なバイク盗難対策は、バイクの存在自体を隠すことができる「屋内駐車場」だと言えるでしょう。
そして、そんな「最強のバイク盗難対策」を突き詰めたのがアイドゥのバイク駐車場です。
アイドゥは東京を中心とした首都圏で、屋内自走型のバイク駐車場を展開しています。完全屋内&シャッター付きの駐車場で、大きな看板・案内などを出していないため、外から見てバイク駐車場だということが分かりにくくなっています。また、Web上でも住所を公開しておらず、契約者様以外には場所を特定されないようにしています。アイドゥのバイク駐車場の特徴は以下のページをご覧ください。
>> アイドゥの特長|二輪月極駐車場ならバイクパーキング アイドゥ
https://www.yes-i-do.co.jp/merit/
まとめ:バイクのセキュリティ対策を考え直そう!
バイクライフを楽しむには様々な投資が必要になってきます。
ライダーのなかにはカスタムやメンテナンス、ヘルメットやウェアなどの小物類は重視するものの、セキュリティ対策費用はおろそかにしがちな人も少なくありません。
しかし、バイクそのものを盗まれてしまったら、大切に行なってきたカスタムもメンテナンスもすべて台無しになってしまいます。
バイクの盗難被害という最悪の事態を避けるため、駐車場も含めて、ぜひ愛車のセキュリティ対策について改めて考えてみましょう。
また、バイクの盗難対策に屋内駐車場をご検討の際は、是非バークパーキング アイドゥへお気軽にお問い合わせください。
アイドゥはバイクライダーがライダーのために生み出した完全屋内の二輪月極駐車場です。
完全自社開発のセキュリティで最強の盗難対策とはなにかを追求しました。
さらに、駐車場内外での万が一の盗難にも安心の盗難補償制度をご用意しております。
セキュリティに自信があるからこその低価格で盗難保険をかけられるのも、アイドゥが満足してご利用いただける特長です。
大切なバイクを守るため、全力でサポートいたします。
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