バイクとキャンプは非常に相性の良い趣味だと言われます。キャンプブームが盛り上がりを見せる昨今、ソロキャンプデビューを企てているライダーの方も多いのではないでしょうか。今回は、初めてソロキャンプツーリングに行く方に向け、必要なアイテムや荷物の積み方、キャンプ場の選び方などについて解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクで行くソロキャンプ【必要なもの】
最低限必要なアイテム
「これさえ持っていけばソロキャンプができる」という最低限のアイテムが以下の4点です。食べ物や飲み物はスーパーやコンビニで購入する前提で、あくまで「寝るだけ」のシンプルなキャンプです。
- テント
- シュラフ(寝袋)
- マット
- ライト(もしくはランタン)
快適に過ごすためのアイテム
ソロキャンプをより快適なものにしてくれるアイテムが以下の7点です。キャンプ場の地面は荒れていることが多く、シュラフとマットで寝るのはしんどいときもあります。そんなときは、コットがあると助かります。また、焚き火台があるとキャンプ感が出ますし、調理にも使えます。快適な空間をつくるためには、チェアやタープも欠かせません。
- チェア
- テーブル
- 焚き火台
- タープ
- コット
- ヘッドライト
- ブランケット
調理に使うアイテム
キャンプと言えば「キャンプ飯」。調理をするためには、以下のようなアイテムが必要です。スキレットやダッチオーブンは必須ではありませんが、あるとメニューの幅が広がります。また、コーヒー好きな人はコーヒーセットも持っていきたいところです。
- バーナー
- ガス缶(OD缶・CB缶)
- 保冷バッグ
- クッカー(調理器具)
- 調味料
- 食器類・カトラリー
- スキレット
- ダッチオーブン
- コーヒーセット
バイクで行くソロキャンプ【積載のコツ】
キャンプ初心者の方は、どうしても荷物が多くなりがちです。しかし、バイクに積載できる荷物の重量や荷物の大きさ(幅・長さ・高さ)は、道路交通法によって規定されています。できるだけ荷物を減らすとともに、軽量&コンパクトなアイテムを選ぶのが鉄則です。
持っていきたいものを全部バイクに積むのが難しそうであれば、キャンプ場でレンタルすることも検討しましょう。キャンプ場によってレンタルできるアイテムは異なりますが、テントやシュラフ、タープやランタン、調理器具や食器類まで、ひと通りのキャンプ用品をレンタルできるキャンプ場もあります。
バイクにキャンプ用品を積載するコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
h2:バイクで行くソロキャンプ【キャンプ場の選び方】
バイクの乗り入れがOKか
せっかくバイクでソロキャンプに行くのであれば、テントのそばにバイクを置いておきたいもの。荷物を運ぶ手間が省けるだけでなく、「これぞキャンプツーリング」という良い感じの写真も撮影できるでしょう。しかし、騒音などの問題から、バイクの乗り入れを禁止しているキャンプ場もあります。オートキャンプ場であればバイクの乗り入れOKのところが多いですが、必ず事前に確認しておきましょう。
フリーサイトか区画サイトか
キャンプ場は、敷地内のどこでもテントを設営できる「フリーサイト」と、使えるスペースが区割りされている「区画サイト」があります。ソロキャンプが初めての方は、フィールドが整地されていて電源などの設備が整っている区画サイトがおすすめです。ただ、区画サイトはファミリー層が多く、特に週末は賑やかです。ソロキャンプならではの落ち着いた雰囲気を求めるなら、フリーサイトのほうが良いでしょう。
バイク料金の設定があるか
バイクでソロキャンプに行くなら、できればバイク料金を設定しているキャンプ場を選びたいところです。なぜなら、オートキャンプ場でバイク料金がない場合、車の料金が適用され割高になってしまうからです。また、バイク料金を設定しているということは、ライダーにフレンドリーなキャンプ場だと考えられます。
キャンプ用品をレンタルできるか
バイクに荷物を積みすぎると、重量が重くなるだけでなく重心がズレるので、運転にも影響が出てきます。上述のとおり、ソロキャンプツーリングは「いかに荷物を減らすか」がポイントであり、荷物を減らすためには現地調達するのが効果的です。「キャンプ用品をレンタルできるか?」「どのようなものをレンタルできるか?」ということは事前に確認しておきましょう。また、焚き火をする場合は、薪を販売しているかどうかをチェックすることも忘れずに。
近くにスーパーやコンビニがあるか
食材はあらかじめ購入していきたいところですが、バイクは積載量の問題があるので、キャンプ場に着いてテントを設営してから買い出しに行くパターンが多いでしょう。そのため、スーパーやコンビニが近くにあるキャンプ場のほうが便利です。
近くに温泉や銭湯があるか
暑い時期はツーリング後に汗を流したくなりますし、寒い時期は冷えた体を温めたくなるものです。ツーリングの疲れをとるためにも、キャンプ場の近くにゆっくりと湯船につかれる温泉や銭湯があると理想的です。もちろん、お風呂やシャワーがあるキャンプ場なら、そこを利用するのも良いでしょう。
バイク用品メーカーのキャンプグッズはひと味違う!
キャンプツーリングがちょっとしたブームになっている昨今、Daytonaやキジマなどのバイク用品メーカーもキャンプ用品を開発・販売しています。
Daytona(デイトナ)
Daytonaは、ライダー向けのアウトドアブランド「DAYTONA OUTDOOR SUPPLY」からキャンプ用品をリリースしています。「軽量・コンパクト・快適」をテーマに、ライダー視点からシュラフやテント、タープや焚き火台、チェアやテーブルなどのアイテムを開発。すべてのアイテムが「全長46cm以内」という徹底ぶりには驚かされます。
KIJIMA(キジマ)
KIJIMAが展開しているアウトドア系ブランドが「K3」です。ライトやシェード、チェアのほか、シェラカップやスキレットなどに使うレザーカバーなど、各種キャンプ用品をラインナップしています。オイルランタンをモチーフにしたサイドスタンドコースターは、遊び心がありながら実用的なアイテム。芝生や砂利などキャンプ場の不安定なフィールドでも、このコースターを敷けばサイドスタンドが地面にめり込まず、バイクの転倒を防ぐことができます。
まとめ
バイクでソロキャンプに出かける前は、必ず愛車のメンテナンスを。バイクのメンテナンスや空気圧の調整に関しては、以下の記事を参考にしてください。
また、キャンプツーリングはバイクに重い荷物を積載することになるので、できればサスペンションのプリロード調整もしておきたいところです。プリロード調整に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
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