リムステッカーは、簡単&低コストでバイクをイメチェンしたいときにおすすめのアイテムです。カラーバリエーションも豊富なので、愛車に似合いそうなリムステッカーを選ぶだけでも楽しいものです。今回は、バイクにリムステッカーを貼るときの手順や貼り方のポイント、剥がれないコツなどについて解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
リムステッカーとは?
リムステッカーとは、バイクのホイールの外周に貼るステッカーのことです。バイクのステッカーと言えばカウルやタンクに貼るのが一般的でしたが、最近はリムステッカーを貼ったバイクを見かけることが多くなりました。カラーバリエーションが豊富で、簡単&低コストでバイクの見た目を大きく変えられることからリムステッカーの人気が高まっています。選ぶ色やステッカーの太さによって、思い切りインパクトを出すこともできますし、さりげなくアピールすることも可能です。
なお、リムステッカーは、「リムストライプ」「リムデカール」「リムテープ」「ホイールストライプ」など、メーカーによって呼び方は様々ですが、本記事では「リムステッカー」で統一して解説していきます。
バイクのリムステッカーの貼り方
リムステッカーの貼り付けには特別な工具や技術は一切必要なく、初心者の方でも気軽に施工できます。貼り方の手順についてご説明します。
①必要なものを準備する
まずは必要なものを準備しましょう。以下の4点があれば大丈夫です。
・リムステッカー
リムステッカーを選ぶ際は、ホイールインチをチェックして、インチに合った商品を購入してください。多くのリムステッカーは、片側1周で4分割になっています。フロントもリアも左右で4枚ずつ使うので合計で16枚になりますが、予備として2~3枚付いているのが一般的です。
・ウエス
リムの汚れや水分を拭き取るときに使用します。
・パーツクリーナー
リムを脱脂するときに使用します。
・霧吹き&中性洗剤
リムステッカーを貼り付ける前に使用します。水200mlに対し、1~2滴の中性洗剤を加えておきましょう。
②リムの脱脂をする
パーツクリーナーを使ってリムの汚れや油分を取り除きます。きれいに見えても、オイルやグリス、ワックスなどの油分は必ず付着しています。リムに油分が残ったままリムステッカーを貼ってしまうと剥がれやすくなるので、入念に隅々まで脱脂しましょう。
③リムステッカーを貼り付ける(1枚目)
霧吹きを使ってリムステッカーを貼り付ける部分を十分に濡らします。また、台紙からリムステッカーを剥がし、ステッカーの接着面も霧吹きで十分に濡らします。そして、弧を描くようにリムステッカーを少しずつ貼り付けていきましょう。カーブの丸みに合わないときは、リムステッカーを少し引っ張りながら貼り付けるとうまくいきます。
リムステッカーの位置が決まったら、指で押さえながら水抜きをしてください。さらに、ウエスを使って水分を拭き取りながら押さえて仕上げます。
④リムステッカーを貼り付ける(2枚目以降)
1枚目と同じ要領で2枚目以降のリムステッカーを貼り付けていきましょう。このとき、2枚目は1枚目の貼り終わりに1cmほど重ねて貼り付けをスタートするようにしてください。
バイクにリムステッカーをうまく貼るポイント、剥がれないコツ
タイヤを浮かせて回転させながら貼る
タイヤが回転しない状態でリムステッカーを貼る場合、サスペンションやマフラーなどが邪魔になるので、少しずつバイクを動かして貼らなければいけません。このやり方だと面倒ですし、リムステッカーも曲がりやすくなります。そのため、センタースタンドやメンテナンススタンドを使い、タイヤを浮かせた状態で回転させながら貼るようにしましょう。
メンテナンススタンドを一つ持っていると、リムステッカーの施工だけでなく、様々なメンテナンス・カスタムで役立ちます。メンテナンススタンドについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ゲージを使って貼る
リムステッカーを貼る際に、ズレたり曲がったりすることを防ぐための「専用ゲージ」があります。ゲージを使えば、ゲージに沿ってなぞっていくだけできれいに貼ることができます。なお、ゲージに対応したリムステッカーの幅は主に4mmと6mmで、ホイールによっては使用できない場合もあります。
仕上げにドライヤーを使う
仕上げにドライヤーを使うと、リムステッカーが剥がれにくくなります。リムステッカーを貼り付け終わったら全体をドライヤーで温め、上から軽くこすることでより強く密着します。なお、ドライヤーをリムステッカーに近付けすぎたり長く当てすぎたりすると、ステッカーが変色してしまうおそれがあるので注意しましょう。
リムステッカーの剥がし方
リムステッカーは仕上げにドライヤーを使うと強固に密着すると申し上げましたが、剥がすときも同じ原理で、ドライヤーで熱を加えることで剥がしやすくなります。
古いリムステッカーが剥がれにくいのは、経年とともにステッカーの糊が劣化して、リムに固着してしまうからです。固着した糊をドライヤーで温めることで糊がゆるくなり、接着力が低下するので剥がしやすくなります。リムステッカー全体をドライヤーで温めたら、スクレーパーを使って端を剥がし、残りは指でつまんでゆっくりと剥がしていきましょう。
バイクのリムステッカーのおすすめメーカー
カワサキやホンダ、スズキなどバイクメーカー純正のリムステッカーもありますが、社外品のリムステッカーのほうがバリエーションは充実しています。そのなかでも、特に人気が高いメーカーがMDFです。
「MDFリムストライプシリーズ」はカラーバリエーションが豊富で、通常品にない色に仕上げるカラーチェンジにも対応。太さは、細目で繊細な4mm、どのホイールにもちょうど良い6mm、目立ち度バツグンの10mmの3種類から選ぶことができます。耐久性に優れているのも特徴の一つで、ステッカー自体が3層構造となっており表面にはUV加工が施されています。UV加工をしていないステッカーは1年もすると表面がポロポロと剥がれてくることがありますが、MDFリムストライプシリーズは3~5年は安心して使うことができます。
まとめ
リムステッカーは、ただ貼り付けるだけの簡単なカスタムですが、作業するときに邪魔になるのが「風」です。風がある場所だと貼りにくく曲がってしまうこともありますし、砂埃が舞っていると剥がれやすくなってしまうおそれもあります。そのため、風のない屋内で貼り付けをするのが理想です。
このようなケースに最適なのが、アイドゥのバイク駐車場です。アイドゥのバイクパーキングはすべて屋内型で、一つひとつの区画にゆったりとしたスペースがあります。風がないのでリムステッカーの施工も簡単ですし、紫外線が当たらないので貼ったリムステッカーも長持ちするでしょう。共用の工具類や電気、水道もあるので、「マイガレージ」のような感覚で好きなだけ愛車をいじっていただけます。
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