バイクはどこに駐車するのが正解なのか・・・。
これは、なかなか悩ましい問題です。
「家から近い場所がいい」という人もいれば、「多少遠くても安全性の高い場所がいい」という人もいます。
「とにかく安ければOK」という意見もあるでしょう。
バイク駐車場の正解は、バイクに乗る頻度やバイクとの付き合い方、もっと言えば「どんなバイクライフを送りたいか?」によって変わってきます。
ただ、多くのライダーにとって理想の駐車場があるとしたら、それは「屋内型の月極駐車場」でしょう。
今回は月極駐車場にフォーカスして、4つのタイプの特徴や、快適に利用するための注意点などを解説していきます。
当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。
バイクの月極駐車場は主に4タイプ!
バイクの月極駐車場には、様々な種類・タイプがあります。主なところでは、「屋外型」「屋内型」「コンテナ・倉庫型」「バイクショップ併設型」の4つでしょう。
屋外型のバイク月極駐車場
屋外型のバイク駐車場は、車の時間貸し駐車場の一角に併設されていたり、街中のちょっとした空きスペースに設けられていたりします。
アスファルト上に白線で駐車スペースが区切られており、番号が付されているのが一般的です。
輪止めやロック板がある駐車場や、チェーンなどを括り付けられるポールがある駐車場もあります。
屋外型の月極駐車場のメリットは、何と言っても賃料が安いことでしょう。
地域にもよりますが、月5,000円以下で借りられる駐車場も多くあります。
民間ではなく市区町村が運営している月極駐車場になると、さらに安くなります。
盗難やいたずらのリスクは高い!
とはいえ、屋外型のバイク駐車場には安さ以外のメリットはほとんどありません。
壁も屋根もなく、外部から丸見えという時点でセキュリティ対策は不十分。
契約者でなくても簡単に出入りできるところもあり、盗難やいたずらのリスクは高いと言わざるを得ません。
防犯カメラが設置されている駐車場もありますが、プロの窃盗団に目をつけられたら何の役にも立ちません。
さらに、雨ざらしでバイクが劣化しやすいのも大きなデメリット。
劣化が進めば故障のリスクも高くなりますし、バイクそのものの寿命も短くなります。
屋外型の月極駐車場のなかには、高架下などにあって一応は雨を防げるところもありますが、屋内での保管に比べると圧倒的に汚れやすく、錆びやすく、傷みやすい環境だと言えます。
屋内型のバイク月極駐車場
屋内型のバイク月極駐車場は、マンションの地下などに設置されているのが一般的です。
1台ずつ区画が決まっているのは屋外型と同じですが、壁や天井があるのが最大の違いです。
屋内型の月極駐車場は屋外型に比べると賃料は高めになりますが、天候の影響を受けにくいのでバイクを常に良いコンディションで保つことができます。
雨風を防げるため、バイクカバーをかける必要もありません。
屋外型に比べるとセキュリティレベルは圧倒的に高く、通常は契約者しか入れないので盗難のリスクはグンと下がります。
付加価値の高い駐車場が人気!
屋内型の月極駐車場にも様々なタイプがありますが、特に人気が高いのは設備が充実したところです。
契約者専用の棚やロッカーがある駐車場や、電気や水が使える駐車場は、特にメンテナンス・カスタムが好きなライダーに選ばれています。
コンテナ・倉庫型のバイク月極駐車場
最近増えているのがコンテナ・倉庫型のバイク月極駐車場です。
金属製のコンテナの扉を開け、その中にバイクを駐車します。
郊外の空き地などに複数並べて設置されているケースが多くあります。
通常は1つのコンテナにつき1台のバイクを駐車しますが、大型のコンテナに複数のバイクを駐車するタイプもあります。
コンテナ・倉庫型の駐車場はセキュリティレベルが高そうに見えますが、必ずしもそうとは言えません。
鍵も種類によっては簡単に破られてしまいますし、プロの窃盗団がコンテナごと運び去る盗難事件も起きています。
高湿度でバイクが錆びやすいのが難点!
また、コンテナ・倉庫型の駐車場は一般的に内部の環境に難があります。
金属の壁に囲まれた狭い空間なので夏場は尋常でないほど温度・湿度が上昇し、バイクのトラブルの原因になります。
冬場の結露もひどいため、バイクが錆びるリスクは覚悟しておきましょう。
基本的にバイク1台がやっと入るくらいの狭小空間なので、取り回しに苦労するケースもあり、コンテナ内でのメンテナンスなどは不可能です。
単純に、バイクをしまっておくだけの箱だと考えてください。
バイクショップ併設型の月極駐車場
バイクショップによっては月極駐車場を併設しているところもあります。
店舗内や敷地内に駐車スペースがあるのでセキュリティ的な問題はなく、バイクも良い状態で保管できます。
メンテナンスや修理で困ったときも、すぐにメカニックに相談できるので安心です。
ただし、駐車場が併設されたバイクショップ自体が少ないので、近隣に見つけるのは難しいかもしれません。
もし近くにあれば、空き状況を確認してみてもいいのではないでしょうか。
自宅より月極駐車場に駐めるほうが安心!?
家から離れた場所にバイクの駐車場を借りている人からしたら、自宅に駐められる人はうらやましい存在かもしれません。
しかし、自宅に駐めている人がみな、満足しているわけではありません。
自宅に駐車していても、「スペースが狭い」「取り回しがしにくい」「屋根がないからすぐ汚れる」「盗難されないか心配」など、何かしらの不満は抱えているものです。
ひとつ知っておいていただきたいのは、自宅駐車のバイクは結構、盗難被害に遭っているという事実です。
警視庁のデータ(※)では、令和元年中のオートバイ盗難の発生場所は、「駐車場・駐輪場」が21.2%であるのに対し、「住宅」は52.3%と最多で、圧倒的に住宅での盗難が多いことが分かっています。
プロの窃盗団にとっては、セキュリティ対策が薄い自宅敷地内のバイクは狙いやすいということでしょう。
※参照:警視庁「「オートバイ盗」の防犯対策」
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/kurashi/higai/guard/outobay.html
このような傾向もあり、最近では「自宅に駐車できるけど月極駐車場を借りる」という人が増えています。
もちろん、セキュリティ対策・盗難対策を目的としていますが、それ以外にも、
- ・「メンテナンスしやすい環境が整っている」
- ・「いつもきれいな状態で保管できる」
- ・「バイク仲間ができる」
といった点に魅力を感じるライダーも多いようです。
月極駐車場を快適に利用するために
月極駐車場は契約者個人の区画が決められていますが、共用部分も多く、契約者みんなで一緒に使う場所です。
快適に気持ちよく利用するためには、みんながマナーを守ることが大切です。
基本的なことですが、駐車場内でスピードを出したり、エンジンを吹かして大きな音を出したりといった行為は控え、電源や水道、工具などの共用設備は譲り合って使うようにしましょう。
また、だれでも自分の愛車に興味を持ってもらえたら嬉しいもの。
「カッコいいバイクだな」と思ったり、気になることがあったりしたら、気軽に話しかけてみましょう。同じバイク好きですから話も弾み、意気投合するのも早いはずです。
まとめ: 「安心」「便利」「快適」な月極駐車場を見つけよう
通勤・通学にバイクを使う人は、たとえ屋外型でも自宅から近い駐車場のほうが便利でしょう。
一方で、いわゆる「週末ライダー」の方や、バイクに乗らないシーズンが長い方などは、屋内型の月極駐車場を強くおすすめします。
加えて、外車・旧車など高級バイクや大型バイクに乗っている方や、メンテナンス・カスタム好きな方も、屋内型の駐車場がいいでしょう。
是非、「安心」「便利」「快適」に使える月極駐車場を見つけてください。
アイドゥは東京を中心とした首都圏で、屋内型のバイク月極駐車場を展開しています。盗難ゼロを誇る万全のセキュリティと、ストレスなく取り回しできる広々とした区画が特徴で、多くのライダーのみなさまに選ばれています。アイドゥのバイク駐車場の特徴は以下のページをご覧ください。
>> アイドゥの特長|二輪月極駐車場ならバイクパーキング アイドゥ
https://www.yes-i-do.co.jp/merit/
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