可動式リアフェンダー
- suzuki
- 2018年12月07日 19:00
後輪サスペンションのスイングアームに、ナンバープレートなどの重要な部品を取り付ける。
以前は規制があって不可能でしたが、最近になって、ウインカーなども含めて、
サスアームの、後輪の真後ろに着装されるようになりました。
私のつたない記憶では、たしか90年代にドイツ製のエンデューロ系ツアラー。
これに、サスアーム部へ小さなフェンダーが付いたのが、最初だったと思います。
オフロードを走ると、後輪の空回りが多く、頻繁に後方へ泥や砂利を跳ね上げ、飛ばします。
サスの動きも長いオフ車ですから、タイヤの上下動も豊富。
この長いタイヤの動きに対し、一緒に動く泥避けを着けたわけです。
小さな泥避けであっても、常にタイヤの位置をカバーすれば、泥はね防止の効果は絶大。
サイズは小さくても大きい効果が出る。
成程ドイツの人は設計が上手いな、と感心したことを覚えています。
しかし年月が経った今、ナンバーやランプ類までに着くとは、予想していませんでした。
オートバイのテール周辺デザインの変化、車体の軽量小型化が進みました。
発想を換えて、大切な部品を付ける場所を変える。
これが成立するのも、技術の進歩があってのことです。
かつて、サスペンションアームは「出来るだけ軽く、
なるべく余計なものを着けない」というのが定説でした。
常に動くサスペンションには、重さによる負担が、乗り心地にも走行性能でも、影響するからです。
近年、サスの部品も、サスが支えるタイヤやホール・ブレーキまで、
軽くて良いものが出来てきました。
だから、ランプなどを載せても、重量分が負担にならなくなったのでしょう。
付け加えれば、電気部品そのものも、軽く丈夫になっている、といえます。
いろいろな進化と工夫で、私達はまた、新しいスタイルのオートバイを楽しめる。
また次の世代も、驚くような形の新車が出てくることでしょう。
さて、ライダーも、バイクの進化に対応しなければなりません。
タイヤ後端の、車体の低い位置に、ナンバーやライトが付いたバイク。
駐車で、後ろに下げる時には、うっかりと何処かにぶつけるかもしれません。
車庫の位置や場所、区画の広さなど、愛車に合わせ、確認してから、月極ガレージをご契約ください。
「車体が短い」と意識していたが、コンテナボックスの扉を閉めたら、
ナンバーに当たって曲げてしまった…。
と、まさかそんなことは、滅多にないとは思いますが…。
でも気を付けて下さい。LED系の部品、買えば意外と値がするものです。
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