かつてバイクには
- suzuki
- 2018年08月17日 17:00
排気量750cc以上のオートバイに、一種の規制が掛かっていたことは、
前回のブログでご紹介した通り。
日本メーカーが市場に直に出せるのは750ccまででした。
でも輸入車、即ち外車には、一切の制限が無かったのです。
なので、ハーレーやBMW、ドカティ等は何のお咎めもなく購入が可能。
日本製の1000cc級大型オートバイは、海外からの「逆輸入」という形式で、
外車と同じ条件の中で流通していました。
この規制が無くなったのが1990年のこと。
以後、メーカー保証が掛かった大排気量のバイクを、
適正値段で購入できるようになりました。
また、大きなバイクを運転するための免許にも、一種の足枷がありました。
1996年まで、大型二輪の指定教習所での「試乗しての教習」が無かったのです。
皆大変な苦労をして、試験審場での査を受ける必要がありました。
また、高速道路での二人乗りも、2005年まで不可能でした。
長いツーリングでは、大切な人とバイクを楽しむ事に、かなりの労力を要しました。
ひたすら国道をタンデムで行くか?道中の新幹線の駅で待ち合わせして、途中から乗せるか?
など、今では当たり前になっているバイクの、特に大型オートバイの魅力を味わう環境。
長く続く日本のバイク歴史を振り返っても、環境が整ったのは、意外と最近のことなのです。
もっといえば、高速道路のスピード規制も、バイクと軽自動車は時速80キロとされていた時もありました。
古いバイクのメーターに「速度警告灯」が付いている例がありますが、これは80キロ規制の名残です。
そして、バイクパーキングアイドゥが誕生したのは2001年。
いつの世も、バイクは悪戯や盗難に警戒が必要。
そこに解決策を投じたいのが私たちの役割です。
「大切な愛車は、警備と補償が整った駐車場に置く」。
こんな考え方も、近年のライダーの常識のひとつとなっています。
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