先ずはゆっくり走り出す
- suzuki
- 2016年02月07日 16:58
寒い日が続きますが,ご機嫌いかがでしょうか?。
朝方に起きてから,早々に行動するに億劫に感じる季節です。
気温が低いと,やはり体も硬くなるのでしょうか?
(年齢的なこと?,そんな突込みは受け付けません (ーー;)
冬にどうにも動きが鈍く硬いのは,オートバイでも同じこと。
駐車場から路上に愛車出すために押してみても,
夏場や春先より,ちょっと重いな・・・?
と感じた経験ないですか?。
バイクは機械モノ。金属の部品同士とか,ゴム類と接触しているパーツ類など,様々な素材が使われています。
エンジンは勿論,快適に走るには,他のすべての部品に,スムーズさが求められまし。
どうにもエンジン:オイルなどの温度を上げる為の,停車中に回転数を上げての暖気なる行為に気が行きがち・
しかし,「暖気」が必要なのは,エンジンだけではありません。
例えばブレーキ。スタート直後は,聴き具合や作動の感触,ちょっと違和感を感じませんか?
きちんとした制動力やフィーリングが出るまでは,多少の時間や距離を走ってからでないと,得にくいものです。
サスペンションも然り。最初のうちは乗り心地や安定感なども芳しくなく,乗っているうちに徐々に印象が好転してきます。
駆動チェーンに至っても,金属のコマの硬さと,挿している油脂の粘度の関係が良くなるまで,適切な時間が居るのです。
そんな,走り始めの印象は,メーカーや車種によっても違うのが事実。
早々に良い印象を得有る例ももあれば,「久し振りに乗ったら,なかなか調子が来ないなぁ?」と思わせるバイクも有ります。
いずれにせよ,慣らしや暖気と言う類は,エンジンだけのことではないと言うこと。
全ての機能部品が,その部品に適切な温度になることが大切です。
そして,エンジン以外のパーツを暖気するには,走行して動かするしか,方法がないのです。
冬場に特に気を付けたいのは,タイヤの状態です。
気温が下がり,路面も冷えていると,不意にタイヤがすべるような場面もあり得ます。
エンジンの調子がいいから!と,パッと勢いよくスタートしたら,次の交差点でズルッと来て転倒・・・
これは大変怖いです。 (と言う例を,実際にやってしまった友人が居ます。)
アイドリングを長く掛けてエンジンだけを温めても,他の部品は,準備ができていません。
なので,直ぐに速度を上がることは禁物。
最短のアイドリングでエンジンの調子をチェックしたら,スマートに静かに走り出す。
まずは数分,何キロか,ゆっくり走る。バイク全体のコンディションを徐々に馴染ませるように・・・。
いわばスター直後の準備運動。
これは,寒い時期に,久しぶり振りにバイクに乗ると言うライダーの体にも必要なこと。
パーキングを借りている方も,自宅に停めている方も,です。
では,気を付けて,焦らずスマートにお出かけ下さい。
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