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新品タイヤに入れ替えて

suzuki
2015年05月22日 15:50

バイクの面白い点の一つに,「消耗したパーツを新品に交換すろとフィーリングが向上する」と言うことがあります。

「エンジンオイルやプラグを替えたら加速や燃費が良くなった」
「古くなった点火コイルを新品にしたら,エンジンの悪い癖だと思ってたギクシャク感が改善した。」
「注油しても消えなかったチェーンからの雑音が,スプロケも一緒に替えたら,凄くスムーズになった!。」

など,いろんな部分で,要した整備に,ちゃんとした意味が在るものです。

短いスパンで新車に乗り換えて行くのも楽しいですし,都度出てくる新車の性能には心がときめきます。
他方,一台のバイクと,愛情を注いで整備しつつ,長い時間,じっくりと向き合うのも,また楽しいオートバイとの付き合い方です。

私の場合は,金銭的な面もあって,もっぱら「一台を長く」になりつつあります。
でも先日,前後のタイヤを新品に交換。
ちょっと費用は掛かりましたが,,これでまた,暫くの間,愛車との親密な付き合いが出来る!。
そう思うと,嬉しくてたまりません!。

しかし,そんな嬉しい気持ちに対し,ショップの方に,忠告されました。

 「新品のタイヤは時に滑ることがあるので,わずかな間は,慎重に走って下さい。」 と。


よく「タイヤの皮むき」と言われますが,一応の理屈があるようです。

要約すると,「最初の100キロ位の距離は,高速道路の追い越し車線を走るような速度が出るような乗り方をしないこと。」
と言う事らしいです。
勿論,急ブレーキも(やむない場合以外)や深いバンク角もなども,控えたいところです。

タイヤは走れば熱を帯びますが,新品は表面の油分が残っているので,一旦はじっくりと低めの熱を入れるのが良い。
その弱い熱で,表面の油分も徐々に飛んでくれるので,無理に倒し込んでサイド部を路面に馴染ませるまでもない。
そんな風に説明を受けました。
タイヤのメーカーや銘柄などでも差異はある様ですが,「アタリが出るまでは無理しない」は鉄則のようです。

又,ライダーがタイヤの特性に馴染むための時間も大事。
スポーツ志向のハイグリップタイヤに替えた場合は特に注意。
コンパウンドの特性によっては,鳴らしが済んだ後にも,気温や降雨の具合で,都度グリップの具合が変化することもあります。


さて,最近は夏のような暑さを感じる日も出てきました。
せっかく替えたタイヤ。自然的な劣化は少しでも避けたいところ。
バイクは直射の無い屋内のパーキングに置いてあげたいものです。

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