カウルと車体カバー
- suzuki
- 2013年05月24日 12:01
刀に忍者に隼・・・ 日本の名門バイクたちの中に、日本語のニックネームを持つものがありますね。
これらのバイクは、間違いなく世界にも誇れる高性能ぶりを示し、人気を誇ってきた名車たちです。
圧倒的な高速性能を支えるものとして、高出力のエンジンの他に、フェアリング(カウル)があります。
ハンドル周りにつけられた小さめのバイザー形式の物から始まり、やがて空力を求めてラジエター周りを覆う形式が登場。
ついには、エンジンの横部分をを完全に隠す程の、大きなサイドパネルまで備えるようになります。
カウルは空気の流れを整えて最高速を伸ばすのみにならず、ライダーの快適性までも配慮されて来ました。
しかし、走っているときは有意義なカウルも、停車中は時に少しばかり厄介な存在になる場面もあります。
雨に備えて車体カバーを掛けると、フェアリングと擦れて、細かい傷が付いてしまう事があります。
サイドパネルが大きいほどに、そしてカバーが雨水で濡れるほど、カバーとの接触面は増えますから、悩ましい話です。
バイザー:スクリーンの部分の細かい傷は、時に視界にも影響しますから、更に問題です。
間もなく梅雨の義気を迎えますが、雨天走行後の濡れた車体とカバーの接触は、擦れを余計に面倒なものにします,。
降水後はカバーも汚れがちですし、皮肉にもカバーがよりバイクを汚く見せてしまう、なんてことも・・・。
又、走行後はエンジンやマフラーの熱も強く残っており、そのままカバーを掛けると、ゴム関係の部品の劣化も心配。
同時に、熱い内にカバーを掛けると、場合によっては熱によりカバーの溶けなどが起き、非常に危険でもあります。
この点はカウルの無い、「ネイギット」と呼ばれるタイプのバイクでも同様の心配があります。
露天に駐車している方々は、カバーを掛けるのは、最低でも車体の粗熱が落ちまで,少し時間を待ったが無難です。
近年はマフラーに触媒装置も付きつつありますし、出来れば完全に冷えるまで待つのが安全です。
もし屋内型のバイクパーキングに停めることが出来れば、カバーの様々な悩みからは,一気に解放されるのですが…。
これから雨季,そして暑い夏を迎えます。
ホットな高性能を誇るバイクこそ、アイドゥの屋内駐車場に入れて,クールに決め込んでください!。
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