整備の基本 オイル交換
- suzuki
- 2012年02月10日 12:58
皆さんは,エンジンオイルの交換、どうされてます?。
4サイクルエンジンなら定期的に、使用に応じて劣化していくオイルを換えてやる必要があります。
交換頻度とか、一度換えたオイルをどのくらい使うか(距離とか時間とか)?・・・。
その点は様々な説が有りますが、どのみち、オイルは定期的に入れ替えないと、バイクは不調を起してしまいます。
そんな、基本にして重要な作業たるオイル交換ですが、ご自身で行うと言う方も多いと思います。
ドレインボルトを緩めて外せば古いオイルは簡単に流れ出し,またボルト締めて、上から新しいオイルを補充。
少しエンジンを掛けて循環させて、最後に量を確認して継ぎ足す・・・。
そんな単純な作業だし,レンチ一本あれば出来るから,ショップに任せるまでも無いかもしれません。
ところで,自分で交換をしている方は,ドレインボルトのワッシャー、どうしてますか?。
たかがワッシャー1枚とは言え,実はこれが,非常に重要な意味を持っていること,ご存知でしょうか?。
ボルトは、そこそこの力を入れて締め上げますが、その時ワッシャーは、ある程度潰れて変形します。
潰されて変形する事でオイルパン(タンク)との密着が高まると言う理屈です。
つまり、ワッシャー1枚が、蓋の周りのゴムパッキンのような役割を果たしているのです。
よって、ワッシャーは都度新品を使う事が鉄則。
再び使うと,オイルパンに当っていた部分が,以前と外れます。
当たる部分の形状が合わなくなれば,密閉度が落ちてしまい,そこから油が洩る原因になる事があります。
一度変形してるワッシャーは,再び違う形に変形することが出来ません。
だから,ワッシャーは,都度新品を使う必要がある訳です。
車種によっては,或いはメカニックさんのポリシーによっては,念の為ボルトも新品を使う例もあるようです。
また,2サイクルエンジンなどのトランスミッションオイルや、ブレーキのラインなども同様。
油脂や液体の通っている部分は、継ぎ目や抜き場の気密は,大変重要な問題です。
もし,駐車中でもオイルが落ちると,靴の裏やタイヤに付着して,滑る原因になり,大変危険です。
微量なオイルとて,タイヤに着いたままで走ってしまったら・・・
ワャッターなど小さな部品ですが、小さいからこそ、重要視して,ケチらず新品を使うようにしたいです。
幸い,アイドゥのパーキングは,夜間では室内照明が使え,足元にオイルが有っても,発見しやすいと言うメリットが有ります。
野外に駐車している人や,コンテナボックスに置いている方々は,特に夜間,足元に垂れた油に,気を付けてみてください。
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