車体カバーの話
- suzuki
- 2011年10月14日 15:14
先日、カフェでお茶を飲んでいた時、並びの席の方から、興味深い会話が聞こえてきました。
軽い愚痴にも取れるような口調。通勤で毎日のようにバイクに乗っていると思しき其の方は、ちょっと困ったことがある様子です。
「仕事から帰ってきたら、直ぐにでもバイクを仕舞って家の中に戻り、食事をしたり、晩酌したりしたいよね。
でも、バイク通勤だと、それが出来ないんだよ・・・。」等と聞こえてきます・・・。
ライダーとしては、ついつい聞き耳が立ってしまう内容です。なぜ早く帰宅できないんだろう?、と興味が沸きます。
「戻ってきたら、バイクを置いて、車体カバーを掛けるでしょ?。それがエンジンやマフラーが熱いうちは、カバーを掛けるのに躊躇するんだ。
熱さでカバーが溶けたり引火したりとか、気が気でなくてさ。特に今年は夏が暑かったら、余計に心配でさ。」
なるほど、恐らくは日頃バイクを露天に置いている方で、大事な愛車が人目に触れないように神経を使っているようです。
そんな訳で、定位置にバイクを止めた後、何時も5分か10分か待ってからカバーを掛けて、それからようやく、家に向っている様子です。
短時間とはいえ、それが毎日積み重なると、相当の時間の損失になりそうですね。
でも、この方はバイクを良く理解していると感じます。走行後のバイクの熱が思わぬ問題を起しかねない事を危惧して居られます。
少しでも冷める時間を採って、それからカバーを掛けるという、気配りの行き届いたライダーさんのようです。
「ツーリングなら、「走って来た実感」を味わうべく、愛車の横にたたずむ時間も、これまた趣があることでしょう。
でも仕事を終えて帰ってきた時は、できれば直ぐにでも家に戻って、疲れを癒したいのが実情です。
環境の良い屋内型のアイドゥのパーキングにバイクを置けば、もうカバーは不要なんだけどなァ・・・。
そう、アイドゥに停めれば、「カバーを掛ける上での様々な悩みやタイムロス」から、一気に解放されます。
僅か5分程の時間とはいえ、ただ何もせず(出来ず)熱の冷えるのを待つか?、バイク専用の屋内駐車場と自宅の往復の時間に充てるか?。
駐車場が遠いのは無駄、とか、バイクはなるべく側に置くべき、とか、そのあたりの「思い込み」も、カバーの如く外して、考察してみてください。
なお、近年の排気ガス対策がなさればバイクは、マフラーやエキパイの表面的な熱と共に、触媒装置に熱が長い時間に渡り残る例があります。
カバーと共に、ウェス類やバッグなどの車体への据え置きにも、注意しておいた方がよさそうです。
露天置きでは、風が来たり、何かとの接触などで、バッグ類がずれてマフラー部分と当たる様な例も想定されます。
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