ブレーキ
- suzuki
- 2011年09月16日 14:35
バイクの中でも、かなり重要な役割を持つのがブレーキです。
エンジンの出力が育むスピードを、逆に抑えて、然るべきポイントで止める為の装置です。
「走って〜止まって」を繰り返しているバイクだから、加速して乗ったスピードが発生しただけの「加速G」と同等の「減速G」を発生させて止まる。
つまりブレーキは、そのエンジンが発生する馬力と同等以上の性能を宿しているべき、と考えられます。
しかしエンジンパワーと等しい性能を望まれながら、エンジンよりも遙かにシンプルな構成で成り立っているブレーキシステムです。
人はついつい、より高いエンジン性能に興味を惹かれますが、加速と同等の「ストッピングパワー」を、シンプルな構成で保つブレーキにも、更に注目すべきかもしれません。
その意味で、ブレーキの、日頃のチェックや整備も大切な項目です。
パッドやシューの減り具合、ディスクブレーキならディスクの消耗やキャリパーの作動具合を、
ドラム式なら内部の清掃や、バネやカムの動きの状態など、時にはメンテしてみたいものです。
油圧式なら、マスターシリンダーやホースを良いものに交換して、より性能を上げる考え方も有ります。
しかし特に高価なパーツを用いるばかりではなく、定期的にオイルやホースを換えて、「ノーマルが元々持っている性能」を保持し続ける。
これも一種の方法です。
忘れがちなのはリアブレーキ。
とりわけ高性能なスポーツ車では、絶対的な制動はフロントブレーキが中心ですが、街乗りでは、意外とリアブレーキの利用頻度が有るものです。
クルーザー系では、むしろ「リアが主役」の例もありますし、どんなバイクでも緊急時には、両方のブレーキを最大限に使う機会も想定できます。
駐車場内でバイクを取り回すとき、フロントブレーキをレバーで使って、その聞き具合を確認する機会は多くあると思います。
しかし押歩く際には、意外とリアブレーキを使う例が無いものです。
出発してから慌てないように、駐車場を出る際には、一度リアブレーキの具合を、意識して確認すると、安心ですね。
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