ヘルメットの選び方が変わるかも?
- suzuki
- 2010年03月19日 16:53
用品ショップを訪れると、時たま「観賞用ヘルメット」と称したものが売られています。
ヘルメットなのに、被らずに、見て眺めて楽しむだけ、とは???
実はこれ、日本と諸外国の安全基準が統一されていない為に起きている、不思議な現象(?)なのです。
ヨーロッパ諸国では公に認証された、素晴らしく良くできたヘルメットたち。
が、日本やアメリカで決められた安全基準に当てはまらず、それらを日本では乗用安全帽として販売できないと言う事だそうです。
そんな中、基準を見直し、「欧米基準を確実に満たした物は日本でも使える」と言う方向で、法改定の動きが出ているそうです。
モトGPのレースなどを観ると、国内では見慣れないヘルメットを使っているライダーを多く見掛けます。
そんな、世界選手権のトップレースで酷使されつつも、ライダーの安全を守っている、タフでオシャレなヘルメットが、早ければ秋から、正式に認められるかもしれません。
もちろん日本製のヘルメットも、きちんとした基準で造られたものはJISマークで保障され、安心して使う事ができます。
同様に輸入品も、機能や個性で、様々な工夫がなされたものがありそうだし、自分の思想に合わせて、幅広く選べるようになるのは嬉しいことです。
しかし、中には、粗悪な作りで安全性の微塵もない、見るにも耐えない、文字通り「観賞専用」のヘルメットも存在します。
統一された基準の中で、幅広い品揃えから自分好みが探せるようになれば、粗悪品に手を出さずに済み、安心度も上がります。
きちんと統一された基準を満たしたことが保障されたものと、そうでないもの。
バイクに相応しいヘルメットである事が確実に判るようになることや、選択肢が増える事は、歓迎すべきことです。
海外で愛されている、素敵で格好の良いヘルメット、どんなものがやってくるのか?,ちょっと楽しみです。
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