サイドスタンド・・・
- suzuki
- 2010年01月29日 17:44
バイクは、「走る事を目的にして考え尽された設計がされているパーツ」の集合体です。
そんな中で、スタンドだけは、停車中に使う為に存在する、バイクの中では珍しい(?)パーツです。
教習所では、「跨る前にスタンドを払う。降りてからスタンドを出す。」と指示されます。
でも実際にサイドスタンドは、「乗ってから車体を起こした後に仕舞い、降りる前に出す。」と言う使い方が通例ではないかしら?。
そんな、「降りる前に出すサイドスタンド」で、自分の知人が、かつて大失敗をしました。
それはツーリングでの休憩の際のこと・・・。
バイクを路肩に寄せて、自販機で飲み物を買おうとしていました。
何気なく普段通りにスタンドを出して,、バイクから降りようとしたときです。
確実にスタンドが出て居たものの、なぜか彼は、モノの見事に立ちゴケしてしまったのです!。
あわてて駆け寄る仲間たちが、バイクを起こします。
当の本人は怪我も無く、バイクにもダメージが起こらなかったのは幸いでした。
しかし釈然としないのは倒れた本人。なぜ立ちゴケしたのか?、思い当たる理由がないのです!。
そんな中、バイクを起こした左側を見てみると・・・。
停めた路肩は溝板が敷かれた所でしたが、ちょうどサイドスタンドを出した部分が、排水用の口が開いた蓋板だったのです。
そう、スタンドの先端が、排水の口に、スッポリと入っていたのでした。
その場で一同は爆笑!、倒れた本人は「信じられない!」と言う表情で固まってしまいました…。
まあこのときは大したトラブルにはなりませんでしたが、暫く彼は、この話をネタにイジラレキャラになっていました。
冗談のような話ですが、実際には、停車位置は大事です。
ちょっとした停車の際でも、停める場所は十分に確認することが大事です。
バイクを停めるまでは良いものの、路面の凹凸で、予想以上に車体が傾いたり、スタンドが出せないほどの張り出しがあったり…。
降りた後も、バイクの安定を、今一度確認すればより安心。特にバイクから離れるときは、今一度スタンドを確認すればベターです。
冬は陽が暮れるのも早いですが、暗い中で、彼のように、路面の穴を見過す可能性、どこにもあるかもしれません。
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