マスツーリングに行く前に押さえておきたい事前準備や走り方、マナー、注意点など

マスツーリングに行く前に押さえておきたい事前準備や走り方、マナー、注意点など

みんなで同じ体験・感動を共有できるのはマスツーリングの魅力ですが、大人数で走行するがゆえの注意点もあります。今回は、マスツーリングに行く前に押さえておきたい事前準備や走り方、守るべきマナーなどについて解説していきます。

【目次】

当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。

マスツーリングに行く前の事前準備

無理のないツーリングプランを立てる

マスツーリングのメンバーにバイク歴の浅い初心者ライダーがいる場合は、初心者ライダーに配慮したツーリングプランを立てるようにしてください。マスツーリングでもっとも注意を払うべきは走行ペースであり、慣れないメンバーが無理な走行をしないようにすることが重要です。

マスツーリングの1日の走行時間は休憩を含めて9時間以内、1日の走行距離は200km以内が目安になりますが、初心者ライダーがいる場合は、より余裕を持った走行時間・走行距離で、無理のない目的地を設定するようにしましょう。各メンバーの運転技量・経験などを考慮して、休憩ポイントや給油ポイントを決めることも重要です。

隊列が分断されたときにどうするかを決めておく

マスツーリングに出かける際は、事前に「信号などで隊列が分断されたときにどうするか?」を決めておくことも重要です。このルールを決めておかないと、分断された後ろのメンバーが前のグループに追いつこうとスピードを出したり、無理な追い越し・追い抜きをしたりして、事故の原因になることがあります。

たとえば、「前の隊列は広めの路肩などに停車して、後ろのメンバーが追いつくまで待機する」「隊列が分断された地点から最初にあるコンビニで待機する」「無理に合流せず、目的地で合流する」といったルールが考えられるでしょう。メンバー全員がインカムをしていれば、通話してどうするかを相談できますが、距離が空いてしまうとインカムの調子が悪くなる可能性もあるので、分断された場合のルールは事前に決めておいたほうが安心です。

マスツーリングはインカムがあると便利

上述のとおり、マスツーリング中のコミュニケーション手段としてはインカムが便利です。メンバーの誰かが途中で体調不良になったりトイレに行きたくなったりした場合、ルートを変更する必要がある場合、前方で事故や工事、道路の異変などを発見した場合など、インカムでリアルタイムにコミュニケーションをとれると安心です。バイク用インカムについては、以下の記事で詳しく解説しています。

マスツーリングでの走り方

マスツーリングの基本は千鳥走行

マスツーリングの基本的な走行隊列は「千鳥走行」です。千鳥走行は、先頭のライダーが走行車線の右側を走行している場合、2台目は左側、3台目は右側というように左右に互い違いになって走行することを言います。自分の前を走っているバイクの斜め後ろを走る形で、上空から見るとジグザグになっています。

一列走行の場合、どうしても隊列が長くなりがちです。全体が間延びするのを防ごうとすると車間距離を詰める必要があり、追突のリスクが出てきます。一方、千鳥走行は互い違いになるため、車間距離を確保しつつ全体の隊列を短くすることができます。結果として、信号などで分断される可能性を低くすることができます。また、自分のすぐ前に車両がなく、前方の視野を確保しやすいのも千鳥走行のメリットです。

その他、千鳥走行はミラー越しに後ろのライダーの顔が見える位置になります。お互いに死角に入り込むことがないフォーメーションなので、メンバー同士がお互いの状況を把握しやすくなります。

状況に合わせて隊列を変更する

マスツーリングの基本隊列は千鳥走行ですが、状況に応じて隊列を変えることも重要です。たとえば、センターラインのない道路や、片側一車線の道路では一列走行をすべきです。また、ワインディングの続く道や見晴らしの悪いカーブなど、千鳥走行を解除して一列走行をしたほうが安全なケースもあります。

初心者ライダーのペースに合わせる

マスツーリングのメンバーに初心者ライダーがいる場合、どうしても遅れがちになりますし、経験豊富なメンバーに比べると疲労が出るのも早くなります。「置いていかれてはいけない」「みんなに迷惑をかけてはいけない」といった意識から、無理な運転をして事故につながってしまうリスクも考えられます。マスツーリングでは、初心者ライダーに無理をさせないよう、周囲のメンバーが初心者ライダーのペースに合わせて走ることが重要です。

先頭と最後尾にベテランライダーを配置する

マスツーリングでは、目的地までのルートをしっかりと把握していて、確かな運転技量があるベテランライダーを隊列の先頭と最後尾に配置すべきです。先頭を走行する人は、後続の様子を見ながらペース配分をしたり休憩ポイントを考えたりします。最後尾を走行する人は、前方の様子を見ながらスペースを確保するなど円滑な集団走行をサポートします。初心者ライダーのペースに合わせるうえでも効果的ですし、仮に隊列が分断されても初心者ライダーだけが孤立せずに済みます。

マスツーリング中のマナー

マスツーリングのような集団行動ではつい気が大きくなり、公共の場であることを忘れてしまう人もいます。基本的なことですが、以下のようなマナーは徹底するようにしましょう。

挨拶をする

マスツーリングに限った話ではありませんが、バイクや車に道を譲ってもらったり追い越させてもらったりしたら、会釈をしたり手を上げて挨拶したりするのがマナーです。また、他のライダーと目が合ったりすれ違ったりするときは、軽く会釈したりヤエーをしたりするのが良いでしょう。ヤエーとは、ピースサインや挙手などライダー同士で交わす挨拶のことです。ヤエーについては、以下の記事で詳しく解説しています。

停める場所に配慮する

ツーリング先の休憩場所や飲食店などは、バイク用の駐車スペースがないところもあります。そのような場合は、できるだけ他の車や通行人の邪魔にならない場所にバイクを停めましょう。車1台分のスペースをバイク1台で占領するのも避けるべきです。

音に配慮する

バイクは音が出やすい乗り物であり、バイクの音を「うるさい」と感じる人も少なくありません。ツーリング先ではアイドリングを最小限にする、空ぶかしをしないようにするなど、周囲の人に音で迷惑をかけないよう配慮しましょう。特に、住宅街や夜間・早朝などは気遣いが不可欠です。

他人のバイクを勝手に触らない

ツーリング先でかっこいいバイクや珍しいバイクを見かけると、触わりたくなることがあるかもしれません。しかし、他人のバイクを勝手に触るのはマナー違反です。たとえ、自分が嫌だと思わなくても、愛車を触られるのを嫌がるライダーは少なくありません。興味があるなら、オーナーがいるときに「かっこいいバイクですね」などと声をかけたほうが、お互いに気持ちの良いコミュニケーションができるはずです。

まとめ

仲間同士で楽しむマスツーリングも良いものですが、ソロツーリングのほうが好きだと言う人も少なくありません。ソロツーリングやバイクでのソロキャンプについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ソロ派の方はぜひチェックしてみてください。

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